毎日新聞に以下の記事が掲載されていました。


天草市は6月から、市が認可した福祉関連施設で介護ボランティアをした65歳以上の市民にポイントを与え、現金や特産品などと交換できる「介護支援ボランティア事業」を始める。ボランティアを通じて健康維持につなげてもらうのが狙い。県内では初めての試みだという。
市高齢者支援課によると、参加対象者は要介護や要支援の認定を受けていない65歳以上の高齢者。事業の趣旨に賛同し、応募した市内の福祉関連施設約60カ所のいずれかで、配膳や草取り、洗濯物の整理など補助的な仕事をしてもらう。
参加者は市社会福祉協議会で登録をしてボランティア手帳を受け取る。1日1時間ボランティアをすると1個、2時間以上で2個のスタンプを手帳に押してもらう。10個ごとに1000ポイント(1000円相当)が与えられ(年度上限5000ポイント)、年度末に現金または特産物などと交換することができる。市高齢者支援課は「健康のためにもボランティアにぜひ参加してほしい」と呼びかけている。


とても面白い試みだと思います。介護ボランティアをすると時間に応じてポイントを貰え、年度末に現金あるいは特産品などに交換できるのです。65歳以上対象と言うのもまた大きなポイントでしょう。65歳以上では定年を迎え上手く時間を使うことが出来ない人も多くいると思います。つまり時間をもてあましている人が多くいるのではないかなと思います。そんな人たちのためにも、福祉関連施設へボランティアに出向く事は、時間を有効活用できますし、健康面でも良いことですし、心の健康面でも良い影響が出るのではないでしょうか。歳を重ねると新たな友人などなかなか出来ないものですが、こう言ったところに参加すると友人作りにもなりますし、精神的に元気になるでしょう。体を動かすのですから、当然健康維持にも良いはずです。ボランティアに参加する本人達にとっても、そして人手を必要とする福祉関連施設にとっても、メリットのある取り組みではないでしょうか。そしてボランティア参加者には年度末にはちょっとしたご褒美がある、とても良い試みだと思います。どれだけ参加者がいるのか、福祉関連施設での評価によっては、全国的にこんな取り組みがあっても良いのではないかと思います。