以下は日経ネットの一部抜粋です。
ハートフォード生命保険は、日米や欧州・アジアの9カ国・地域に住む45歳以上の男女を対象にした「退職後意識調査」を発表した。それによると、退職後の資金が十分かどうか不安な人は日本では94%に上り、9カ国・地域で最も高かった。イタリアの93%、韓国の92%が続いた。米国は75%で8番目だった。年金や預貯金といった退職後の資金が「十分あると確信しているか」と尋ね、「あまり確信がない」「全く確信がない」と答えた割合を比較した。
あなたは、退職後・老後の資金計画はありますか?まだ20代、30代の若い世代では老後まで資金を回せるほど余裕がある家庭は少ないと思いますが、今回のこの調査は45歳以上の人を対象に行われました。45歳と言えばまだまだ子供の教育費がかかる時期ですが、本来ならばそろそろ老後に向けての資金計画を立て始めなくてはならない時期なのかもしれません。その年代に向けての調査で、退職後の資金に不安を感じている日本人は94%であり、今回調査を行った国ではトップでした。この不安の大きな要因はやはり年金問題ではないでしょうか。もらえるはずの年金がもらえない、もらえる年齢がどんどん遅くなって退職後から数年間収入のない期間があるのではないか、もらえる金額も生活していくには充分な金額がないのではないか・・・。年金に対する不安感・不信感は高まるばかりです。
「老後の資金計画がない」と回答したのは82%で、これも日本人が断トツのトップでした。昨今の不景気、市場の混乱、年金問題など負の要因が重なっているのです。
今まで仕事・家庭のことを頑張ってきたのだから、老後はゆったりと余裕のある生活をしたいと思うのは当然のことなのでしょうが、これは理想・夢なのでしょうか?本来は夢ではなく現実であるべきものだと思います。その為に、何十年もの間年金を払っているのですから。