日経ネットに以下の記事が掲載されていました。


有料老人ホームなどを運営するオリックス・リビング(東京・港)は4日、40代以上を対象に「介護に関する意識調査」をまとめた。それによると、自分が介護を受けるようになった場合、有料老人ホームや特別養護老人ホームといった専用施設への入所を希望する人が50.3%で過半数を占めた。自宅で家族による介護を望む人は26.1%、自宅で外部の介護サービスを受けたいという人は19.7%だった。
男女別にみると、「自宅で配偶者の介護」を望む割合は男性が30.4%なのに対し女性は10.7%にとどまった。一方、「老人ホームに入所し介護を受けたい」という回答は、女性が26.6%で男性の17.5%を上回った。



あなたは自分が要介護になった場合、誰に、どこで介護を受けたいと思いますか?
今回これについて調査を行い、非常に興味深い結果が出ています。
40代以上を対象にした今回の調査では、半数が「自宅」ではなく「施設」での介護を希望したのです。
自宅での介護を希望する人は45.8%あるものの、自宅で家族による介護を希望する人は26.1%であり、自宅であっても外部のサービスを受けたいと思っている人が19.7%と言う結果でありました。
昔からのイメージだと、自宅で家族による介護が当然のように思われがちです。
しかし介護を受ける方は、「身内」にうけるよりも「他人」に受ける方が気持ち的に楽な部分があるのでしょうか、今回はこのような結果になりました。
身内に迷惑をかけたくないと言う思いも強いのでしょう。
そして、介護を他人にお願いすることも今の時代、決して恥ずかしいこと、手を抜いていることではありません。
様々な介護サービスがある現在、頼れるものには頼ってもいいのです。
もう1点面白い結果が、「自宅で配偶者の介護」を望む割合は男性30.4%女性10.7%、「老人ホームに入所し介護を受けたい」という回答は、女性26.6%、男性17.5%と言う結果です。
普段から配偶者の世話を受け慣れていない女性の方が、夫からの世話を受けることに抵抗を感じるのでしょうか。私自身も女性ですが、老人ホームの入所の方が良いなと考える一人です。