
悪いが、読みづらさが半端ではない。
誤字のある箇所や、日本語の言い回しが不自然に感じられる箇所がかなり多かった。
言葉の意味を汲み取るのが極めて困難なくだりもあった。
「顎をちょっと仰向けて、まるでいまにも落ちそうな物をその上に載せて、"平均"をとっているといった恰好だった。(p.13)」
「あの娘がデイジー"を"冷たいシャワー"に"かけてやる……(後略)……(p.142)」
「下等酒(ラット・"が"ット)(p.81)」
など、いちいち読んでいて足踏みせざるを得ないような拙さが散見された。
初版が出たのは1957年だそうだが、
文章力が1957年以前に書かれた日本の小説の平均レベルよりも低いように思われた。
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