いじめって何よ | FDSブログ

いじめって何よ

どうも。


雑感です。

一部、ふざけてるように読めるかもしれませんが、

これが月丸の書き方なので、マジメなのでご了承願います。


今日の、「サンデージャポン」でしたっけ?

何か、例の中2の男の子が元担任やクラスメイトにいじめられて自殺、

とかいう例の事件について、

ニュースを流した後で議論してたんですけど、


もう、ガッカリですよ。


というのも、

議論の最後、コメンテーター同士でしょうもないケンカを始めたから。

時間短いのにそんなんで潰してんじゃねぇですよ。


概要。


えぇ、最初は陳腐ながらもマトモな話し合いだったんです。


最後、まとめに入る辺りで事件発生。


某敏腕高校講師が、教師の態勢改善のために、

「教師の給料大幅UP」と言い出しまして。


誤解されそうですが、

確か世の中での教師の大切さっていうのをもっと社会に認識させて、

尊敬を集める職業として、有能な人材を集めるってヤツでした。

(もちろん、教員免許取得難易度UPとかもしますが)


ほへぇ、なるほど~とか思ってたんですが。


某中年男性歌手が

「給料UPて何だよ?なんで今こんななのにこれ以上~」と、

キレだしまして。

オマエ話聞いてたのかよってカンジです(゚Д゚〟)


彼の怒りはまだ続く。


「そもそも人が死んでるのに何ニヤニヤ話してんだよ、

さっきから気に食わねんだけど」


うぉい!それカンケーない!

それがその人のデフォルトなの!


で、一応その講師は謝ったものの、

まだしつこく男性歌手が言い続けるものだから、


講師「じゃあ言わせてもらいますけどね、10分15分でそんな・・・」



・・・えっ?




何かかなりヤバめな本音キター!


まぁ、確かにそうなんですけど。


で、2人の口論に発展。

講師の方も「だってそっち商売でしょ?」と、

トンデモ発言。


うわぁ、誰か止めろぉ!


某韓国人コメディアンが持論を述べて

口論中断。

グッジョブ!


で。


女子アナ「大変申し訳ありませんが、時間ですので次のテーマに・・・」








終わっちゃったよorz



ホントね、人が死んでるんだからちゃんとやれよって、

本人にそのまま返したいよ。


ホントバカ。腹立たしいです。


一時の感情に流されてケンカぁ?

一生懸命になりすぎて、人の意見聞かずにどうする。

ていうか相手も「そっち商売でしょ?」とか反撃してどうすんですか。



そもそも、ね。


クイズ番組で時事ネタも答えられないような芸能人が、

いじめ問題を本当に正しくとらえられるんでしょうか


・・・とまでは言いませんが。


心の問題って言っても、感情だけでどうにかなるモンでもないでしょ、と。


弁護士とか、教育者とか、ソレっぽい人たちもいましたけど。


肝心のコドモがいなかったんですよね。

当事者的立場として。

当たり前っちゃ当たり前ですが。


アレですよ、「真剣10代しゃべり場」と足して2で割ればいいのでは?


・・・ダメな気もしますが(何






まぁ、そんなのは置いといて(コラ


このいじめ自殺事件、月丸的見解。


スゴい問題発言に聞こえるかもしれませんが。


遺族の方々側、感情的に怒りすぎな気がします。


・・・ちょ、待って下さい!



いや、ね。

自殺した男子生徒(以下、男の子と表記。)のコトを、

父親が元担任教師に対して、

「ホント、アンタの悪口も言わずにいい子だったよ!」


って言ってまして。


もしそれが本当なら(本当なのでしょう)、

男の子は、親がそこまで声を荒げて憎しみを込めて、責め立てるのを、

本当に望むのかなぁ?・・・って。



学校側がやる気ないなら、ますますムキになっちゃダメです。

冷静に、それでいてしつこくねちっこく攻めないと・・・。


いや、親としてはそれどころじゃないんでしょうけど・・・。

天国のやさしい男の子は、嬉しいのかなぁ?と・・・。


何か、釈然としないんです、憎しみにまみれてムキになっているのが・・・。

るろうに剣心風に言うと、

「死んだ者が望むのは、敵討ちではなく、残された者の幸せでござる」


もちろん、遺族の方々には、いじめ問題に対して、

同じ事が繰り返されないように、頑張っていただきたいのですが。

男の子の貫こうとした姿勢も、アタマの隅に入れておいて欲しいな、と。



さて。

遺族の方々側には、

訴え方が見方によっては少しだけアレだとしても、

どう見ても非はありません。


問題は、先生側。学校側。



先生は、たぶん、アレのつもりだったと思うのですよ。


アレ。


「いじり」。「いじめ」じゃなくて。


ちょっといじった方が面白い場合あるじゃないですか。

でもねぇ・・・。


もっと慎重にするべきだと思うのですよ、そういうことは。

芸人集団がやってるワケではないのですよ、

めちゃイケ定期テストスペシャルみたいに。


アレ、確かにメッチャ面白いです。

でもですね。

それはプロの芸人さんがやっているから面白いのであって。


今回の場合だと、

いじる側も素人ならば、

いじられる側も素人。


コレだけなら、いじられる側がノリのいいお調子者タイプだった場合、

大丈夫ですが。


重要なのは、

周りにいる人も素人、ということ。


周りからの「バカだなぁ」、という言葉に、

愛があるのか、軽蔑があるのか。


中学生くらいの年代の中には、

そういうコトをちゃんと分かってないで、

人を「バカ」と言ってる人もいると思いますよ。




この担任教師の方。


クチは悪いけど、いい先生との評判だったそうです。

うーん・・・。

「やりすぎた」ってコトですかね、やっぱり。

そりゃ、周りから見てりゃどんな場合でも面白いのかもしれませんが。

当事者にしたらキツいですよ。


それに、「いじられて」口先で笑ってても、

実は傷ついてる人もいるんじゃないかと。


こういう風な いじりっていうのは、

友達同士での楽しいお話的な状況に限定した方がいいんじゃないかと。


小学校ではクラスメイトのコト、先生は「おともだち」と表現したりしますが、


結局、ムリなんですよね・・・全員がオトモダチっていうのは。



いや。

ムリでも、ダメに終わるとしても、

それを肯定しないであがいてくのが大事なんですけどね

「ひぐらし」みたいに(何


だから、月丸は心から諦めたりはしませんが。

でも、苦手なタイプっつーのはやはりいるワケで。ははは・・・。



いや、ハナシがずれました。

少なくとも、簡単なコトではないです。

たかだか元からある学校行事をこなしたくらいで、

クラスが全員究極仲良しなんてありえない。


だから、誤解されるような表現が続きましたが、

フツーの状態の学級で、

フツーにそういう「いじり」をやっても、上手くいかないコトが多いんです。

それに気付かずにやっているというコトは、


逆に現状に甘んじているんじゃないかと。


口先でもっともらしいコト言っておきながら、

現実は見ない。努力もしない。何も分かっちゃいやしない。

正確に言えば、「見なかった、しなかった、分かっちゃいなかった」ですが。



学校側も、「分かってないからなんとも言えない」じゃなくて、

人が死んでるんだから、

もっと誠意ある対応をすべき。


何も分かってないのに「ゴメンナサイ」じゃマズいけれども、

「今全力で調査中です」くらいは言って欲しいかな。


なんか、そう言ってしまうキモチも

分からなくはないような気もするけど・・・。

でも、やっぱり人が死んでるんですよ。




・・・・・・。



でも、

この事件の事実関係がハッキリしきって、

担任の先生がちゃんと反省して傷ついて、

こんなコトが二度と繰り返されないように、

学校側、教育側の態勢がちゃんと整ったなら、

遺族の人には、先生を許してあげて欲しい気もします。



――どんな過ちだって許されないことはないはずだ

    取り返せないミスなんてない 

       取り返せないミスならば尚のこと許してやるべきだ

           今更謝ったって どうにもならないのだから――



いや、ひぐらし鬼隠し編1巻冒頭から引用です。

このセリフ、ホラー作品の冒頭だけに、

後で覆されちゃうのかもしれませんが、でも・・・。


おそらく彼に悪気はなかった。

それでも彼のしたことは許されない。

だからこそ、まともな人ならば相当傷付いているはず。

もしかしたら、

彼はみんな仲良くやっている夢を、

1人で見ていただけかもしれません。

だから、

もしかしたら、責め過ぎて彼を追い詰めるのも、

また、いじめなのかもしれません。


どんなに悔やんでも。

どんなに憎んでも。


男の子は、もう帰って来ない。


先生は、悔やみ続けなければいけない。

人間と、これから正しく向き合い続けるために。

男の子の冥福を祈り続けるために。


男の子の家族の方は、憎み続けてはいけない。

先生がやり直せないから。

男の子が天国で笑えないから。