頼もしいですな
本日3本目。
月丸家が取っているのは、かの悪名高い朝日新聞。
いいのさ、「ののちゃん」が面白いから。
で、そこの投書コーナーに寄せられた17歳高校生の意見。
私は批評家が嫌いだ。ここで言う批評家は、テレビで犯罪などについて
意見を述べるコメンテーターや犯罪心理の専門家たちのことである。
近頃、未成年のからんだ犯罪や猟奇的な殺人が増えている。
逐一報道するのはいいのだが、私が怒るのは事実以外を言うことにある。
批評家は、それが真実であるかどうかまだ分からないにもかかわらず、
まだ推測に過ぎないのに、あたかも本当のことのように述べている。
犯罪、ことに殺人のような重大事件に対して、第三者がどかどか土足で
上がり込み声高に、ああだ、こうだと言うのだ。まして、事実が十分にはまだ
分かっていない段階にである。そんな資格が批評家にあるのだろうか。
批評家は犯罪の動機や理由などを後からねじこみ、
私たちと犯罪者との間の境界線を濃くしていく。そのことで私たちは自然と、
自分と犯罪者を区別して安心してしまうのだ。ひょっとしたら犯罪者は
私たちのすぐそばにいて、何か私たちへのメッセージを出しているかも
しれないのに。
私たち第三者がやすやすとかたってよいものではないのだ。
あー、なんか、月丸も、雑感の時は
こんなナマイキな文書いてたんだなー、と。
いや、この文章というか、この考え方はいいと思います、スゴく。
ほぼ賛成です。
そもそも、こういう熱い思いを持った若者は大切ですよ。
・・・と、高2が言っても変ですか。
ちなみに、上の意見は高2、高3の女子高生の意見です。
うん。
アホいコメンテーターって、たくさんいますよねー。
ホント腹立ちます。
テレビは主観を交えるべきではありません。
コメンテーターでも
感情ばっかりでベラベラベラベラしゃべるヤツ、いますけど、
はっきり言ってジャマ・・・。
理屈を通した上で、感情豊かにしゃべって欲しい。
視聴者がスカッとするためにニュース番組があるのかといえば、
決してそうではないハズです。
感情的になりすぎていて、犯人の心理や気持ちを
しっかり分析とか、考えてあげていない。
そういう凡愚でもできるようなコトやられても、
アホい価値観が広まるだけです。
もっと自分の仕事に責任と誇りを持ってほしいものです。
ただ、ひとつだけ上の文に加筆させていただくとするならば、
「そのことで私たちは自然と、
自分と犯罪者を区別して安心してしまうのだ。ひょっとしたら犯罪者は
私たちのすぐそばにいて、何か私たちへのメッセージを出しているかも
しれないのに。」
・・・そもそも、自分たちにも、いつだって犯罪者になる機会はあります。
それを忘れてはいけません。