一級な思い出と三流日記 | FDSブログ

一級な思い出と三流日記

月丸、剣道一級持ってます。もう少しで初段も取れたんですが・・・。

まぁ、4コマ「連鎖」の解説にもあったように、辞めちゃったわけです。

でも、高校剣道連盟はユルいから、二段まではラクラク取れるそうな。

でも、無段だったおかげで、去年支部大会三位に入ったことが。

相手がどんどん後ろに下がってくから、

どんどん場外で相手が反則負けしてってくれるんですよ。

反則四回取って勝っちゃったことがあるのはヒミツです。

今日はその帰り道のハナシ。

一級受験者は全員合格とのなんじゃそりゃな知らせを受けて、

都立杉並高校から帰る途中。

「あー、合格祝いになんか自販機でジュースでも買うかぁ」と

自分で自分を褒めたい気分にかられ、

途中で見つけた自販機に立ち寄ったワケです。

「!?なにッ、カルピスソーダ、大きめサイズで100円!?」

なんて感動的!フツーなら140~150円位する、     

なかなかないデカい缶、それがおよそ3分の2のお値段!

電車賃の余りがあったので、ポケットから小銭を出そうとしました。

すると・・・     ∑ゝ

「・・・アレ?」 ?

ジーパンが汗を吸って(夏だった上に運動後)、しかもサイズそのものが

小さめだったため、ポケットに指が入らない・・・。

「アレ、取れん・・・よッ・・・そらッ・・・」

自販機の前でなにやら四苦八苦する大荷物の高校生。

不審人物度MAX

通りすがりのオジサンに「なんだコイツは」的視線を投げかけられ、

ますます後に引けなくなる。

「・・・っしゃあ、やっと取れた・・・。」

チャリんカシャコシャ

と、例の独特な音を立てて小銭君は自販機に捕食される。

さらば小銭君。この世の常は等価交換だが、

今回君は本来以上の力を発揮してくれている。

そして自販機からお待ちかねのカルピスソーダが登場。

わーい、と取り出した手にかすかな違和感。

プシっ、チャコっと音を立てて缶が開く。準備OK。

さーて、自分よ、一級合格おめでとー!カンパーイ!

ゴクゴク・・・

ぬっるーーーーーっ!!

ヌルい、ぬるいぞォオッ!「つめた~」くないぞ、オイ!

うーん、炭酸もすっかり抜け、なんともまろやかな口当たり

・・・じゃなァアァいッ!!

「ソーダ」じゃないじゃん!「ウォーター」じゃん!

ヌルい!デカい!安い!

・・・って違ァアァァうッ!ドコが三拍子じゃい!

結局得したのか損したのか分からんじゃないか!


・・・えー、取り乱しました。

どっかド田舎の自販機ならまだしも、なんでこんなトコの自販機に

こんなサプライズがあったのか、今でも謎です。


ちなみに月丸の高校の自販機は、

アクエリアスのボタンを押しても

体に優しいウーロン茶をよこすという、

なんともおせっかいなヤツでした。

今はお金を節約しているので、彼がどうなったかは知りません・・・。



なんか、思い出してしまったのでもう一つ。

また部活の帰り道での出来事。

その日は部の救急箱を担当だったのに家に忘れて来てしまい、

なんだかなぁ、な日でした。

あーあ、帰るか、と帰り道を歩いてくと、自販機ハケーン!

復刻堂?なにコレと思い、ミックス・オレを購入。

と。

ピロリロリロリロリロ・・・

あぁ、ルーレットつきかぁ、と思い、当たらんかなぁ、

と淡い期待を寄せていると・・・、

6・6・6(悪魔の数字!?)

ピロリローン!

おわ、当たった!

ふっ、仕方ない。家に帰ったら妹にあげよう。

さーて、バスに乗って最寄り駅に帰るかぁ、と、気分良くバスに乗り込む。

「・・・つぎはぁ、○○フラワーガーデンです」

・・・?アレ、行きはそんなバス停聞かなかったぞ・・・?

・・・・・・んあッ!バス反対方向だった!

あ、ヤバい、バス賃足りない!五円玉って使えたっけ!?と、とりあえず

ポーン

「つぎ、とまります」

ええい、五円玉でもなんでもいい!払ったモン勝ちだッ!

じゃらららら・・・


・・・よしッ!脱出成功!

・・・

・・・

・・・     ∑ゝ

ココどこ・ω・

・・・

・・・迷った・・・orz

まさか埼玉の狭山で迷うとは思わなかったなぁ、ハハハ。

道なんて全然わかんないやぁ。まさに「未知」の「み(略


十分後、とりあえずあてもなく歩き続けている月丸。

①メールが来た。中学時代の友人だ。

「○○(月丸の本名)さーん、ひさしぶり。明日遊べる?

・・・「ごーめん、その日は部活の遠征入ってるんだ。

ちなみに、今埼玉で道に迷っててピンチです」


しばらく経って、返信着信。

「そっかー、△△(他の友人)の予定って分かる?」

・・・「うーん、△△は今日は泊り込みで練習するみたいだよ

こっちもヘタしたら夜まで家に帰れないかもしれないけど」

しばらく経って、再び着信。

「○○さんっていつ遊べる?」

・・・「うーん、夏休み中はキツいかも。またヒマができたら連絡するね」

・・・

・・・

・・・

迷 子 に つ い て は 無 視 か よ orz                          

ちょ、ちょっとくらい心配してくれたっていいじゃないか! 

    A∑ゝ

。・゜・(ノД`〟゜・。


②しばらく歩いていくと、だだっ広い(死語?)道路に出る。

両脇は田んぼ、前方遠くには山と電波塔。

・・・か、帰れないかも。


③もうなんか、逆にテンションが上がってきてしまった月丸。

見渡す限り誰も人がいないので(それがまた不安)、

恥ずかしがる必要は皆無。

ということで、ポルノグラフィティの「ヴォイス」を歌いだす(?)

そうっ、さー だれかにあーいたーくてー 

あいたくてーあーいたーくてー

とか歌ってたら、その時は気付かなかったものの、

思いのほか歌詞にリアルな切実さが出てきてしまった。

そのままポルノグラフィティメドレーに突入。

その時歌った曲を、思い出した中から抜粋します。


サウダージ。

わーたぁしーは わーたーしぃーとー、

はーぐーれるわけにはー いかないからー

(とか歌いつつ、ホントにはぐれている月丸)


サボテン。

どーこに ゆーくの こんなあめのーなーか

(晴れてたけどホントに「どこに行くの」なカンジでした)。


音のない森(ちょっと分からない人いるかも)。

つーきの あーかり たよーりに あーるきーだーしたー

おぼつかーぬ あーしどり

(中略)

そーしーてー また あーるーきーだそぅ

さーきーはー まだ はてーなくなーがい

(日も暮れ、疲れてフラフラの足、見通しのつかない帰り道。

まさに当時の状況。音の無い田んぼ。)


④結局、二時間半以上歩き続け、たまたま辿り着いたコンビニの

店員さんに最寄り駅への行き方を尋ね、バス停を辿り、

妹にあげるハズだった2本目のミックス・オレを

少々の葛藤の末に飲み干し、ようやく最寄り駅に到着。

(最初に帰る予定だった新狭山駅から2駅よけいに歩いた駅)

結局家に帰り着いたのは午後9時前でした。

そしてトドメが襲い掛かる。

・・・

・・・あぁぁああ・・・!むこうで校章バッジなくした・・・!


後日談

その次の日も同じ所で練習試合だったのですが、

その日は超あっさり帰れました。

校章は今も見つかってません・・・。


今日の日記は、メチャクチャ長くなってしまった・・・。

これで失礼します・・・。