もうすぐ関東地方も、梅雨に入りそうです。

    この時期を節目に、花の種類も初夏の花にかわるのでしょう。

    

    今、咲いていつ花の一部を、ご紹介します。

 

 

  これは「ザクロ」の花、一重と八重です。

  昔、鬼子母神が子どもさらい食べていたそうな、神様が食われた親の悲しみを

  鬼子母神に分からせようと、鬼子母神の子どもを隠したそうな。                 

  鬼子母神は、居なくなった我が子を必死に探し神様に縋りました。

  我が子を失った鬼子母神は改心し、人の子どもを食べれことをしなくなりました

  しかし、人間の味を覚えた鬼子母神は、なかなか人肉の味が忘れられません。

  そこで神様は、人の味に近い「ザクロ」の実を鬼子母神に与えました。

  改心した鬼子母神は、子供達の守神となり、「鬼子母神神社」として池袋の

  鬼子母神神社に祀られています。 ・・・変換できませんが、神社は「鬼」字の   

  角がとれています。   

 

 

 

 

  オトギリソウ(弟切草)

  平安時代、鷹匠兄弟の弟が秘伝の鷹の傷薬である「オトギリソウ」の存在を、

  弟が他に人にこっそり話してしまう。  

  怒った兄が弟を斬り殺してしまった。・・・と言う伝説があるお花です。

  葉の裏にある黒い斑点は、その飛び散った血痕とも言われています。

  そのため、花言葉は「秘密」「恨み」などと、物騒な物です。

 

 

  ホタルブクロ

  疎開した福島の田舎では、「プットー」と呼ばれていました。

  「子供が捕まえた蛍を、袋のような花の中に入れて遊んだ。」と言う説と

  「提灯のことを「火垂(ホタル)と呼ぶ地方があり、その提灯の形と似て

  いるから」、と言う説があります。

  これは白い花ですが、ピンクや八重の「ホタルブクロ」も有ります。

  花言葉は「忠実」「正義」で、教会の鐘をイメージさせる事から名前がつき

  花言葉となったと言う説も有ります。

 

 

  ムラサキシキブ

  秋になると紫色の果実が付きます。 紫色に熟す重なり合った実を京では

  紫重実(ムラサキシキミ)と呼び、平安時代の紫式部に例えたとの説があ

  ります。

 

 

  南天の花。

  秋には赤い身が成り、咳止めとしても薬用植物です。

  春の福寿草の花と南天のみのセットで、「難を転じて福となす」と言う縁起物

  として扱われる事があります。

 

 

  これからの、沢山みられるアジサイの花。

  土壌の、酸性・アルカリ性によって色がかわります。

  ガクアジサイなど種類も豊富で、皆さんの身近な花です。

  沢山の種類を、お出かけの際にこれからの季節にお楽しみください。