西条奈加の『婿どの相逢席』です。

 

       

 

 

      小さな楊枝屋の四男坊・鈴之助は、大店の仕出し屋『逢見屋』

      の跡取り娘・お千瀬と恋仲になり、晴れて婿入り。

      だが、祝言の翌日、大女将から思いもしない話を聞かされる。

 

      誰もが羨む逆玉婚。・・・のはずだったが・・・。

 

      「鈴之助、今日からお前も、立場上は逢見屋の若主人です。

      ですが、それはあくまで建前のみ、何事も、最初が肝心です

      からね。 婿どのにも、しかと伝えておきます。」

      鈴之助の物問いたげな表情に応えてくれたのは、上座にいる

      義母のお寿佐出あった。

 

      「この逢見屋は代々、女が家を継ぎ、女将として店を差配して

      きました。 つまり、ここにいる大女将と、女将の私、そして

      若女将のお千瀬が、いわばこの家の主人です。」

 

      逢見屋の歴史をたっぷりと説かれ「二代と三代は、商いの才に

      恵れなかった上に道楽者でした。 そこへいくと女は、酒癖も

      博打も女遊びも無縁です。男は得てして、そういうものです。」

 

      「では、この逢見屋で婿の役目は?」

      「まずは、子を生すこと。 玉のような女の子を望んでいます

       よ!」

 

      かくして、鈴之助は月に二分の小使をもらい、板場や座敷に出る

      ことも禁止され、一日中部屋でブラブラしてることになる。

 

      鈴之助は、与えられた環境を受け入れ、商いの切り盛りに思い

      悩むお千瀬を、陰で支え続ける。

 

      ”婿どの”の秘めた矜持と揺るぎない家族愛は、「逢見屋」に

      奇跡を呼び起こす・・・・.

 

      なかなか肩のこらない、面白い本です。

      皆さんも試しに読んでください。

      おススメです。

 

       

 

 

 

    今日は涼しいうちの、ほんの少しの散歩です。

 

    朝の内は頭の上は晴れていますが、周りの山々は

    霧が掛かっています。

 

    公園は、藪鶯の「ホーホケキョ!」声と、

    夏の始まりを告げるニイニイゼミの「ジーー!」との鳴き声が

    競争しています。

 

    この前とすっかり様変わりして、緑が濃く感じます。

    咲いている花も、様変わりです。

 

    ほんの少しの散歩でしたが、自然の空気はやはりよいですね。

 

 

    公園の道

      

    合歓(ネム)の花

      

    

    野萱草(ノカンゾウ)

      

 

    ヤマユリ

        

 

 

 

 

    家の庭に「四葉のクローバー」をみつけました。

      

 

 

   お天気が落ち着いたら、草刈りです!

 

 

 

 

 

 

 

    しばらく、お休みを頂いていました。

    年を経ると、少しの体の不調も長くなります。

    気温差や湿度も、影響するにでしょうか。

    おかげさまで、大分良くなりましたが、正常運転には

    もう少し時間がかかりそうです。

 

    都知事選もおわりましたが、世界の大統領選や首長・議員選挙

    が行われ、ロシアの侵略やイスラエルの無差別攻撃、小さな国々

    の争いなど、世界情勢には目が離せません。

 

    これによって、日本のおかれる状態・立場が変わり、嫌でも軍事力

    を強化しなくてはならなくなりそうですね。

 

    安芸高田の市長選挙も終わり、また元の「なあなあ政治」に戻る

    のでしょうか。 市の職員も鍛え上げられたので、頑張って民主

    政治を守ってもらいたいですね!

    全石丸市長は、キツイ所もありましたが、あれ位でないと旧態依然

    とした、国会の縮小したような政治体制を正せないでしょう。

    僕らの市も、将来消滅都市として挙げられていますが、東京に近接

    しているので多少はちがいますが、相変わらず名士と言われる人の

    村の組織票が大きく響きます。 次代の人に考えてもらいたいですね。

    

 

    先日、妻の買い物(寄居のサンキ・ボタンの買い出し)に一緒に

    行った道の山裾で、ニャンコの好きな「またたび」を見つけ、

    その色づいたは(白)と、葉の裏に実っている「実」撮りました。

   

   「ひまわりの花」は、近くの畑に咲いたものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      石田 祥「猫を処方いたします」です。

 

       

 

 

      京都市中京区の薄暗い路地にある「中京こころのびょういん」。

      心の不調を抱えて病院を訪れた患者に、妙にノリの軽い医者が

      処方するのは、薬ではなく、本物の猫!?

      戸惑いながらも、猫を「服薬」する患者達。

      気紛れで繊細、手がかかるけれど愛くるしい猫と暮らす事で、

      彼らの心も変化していく。

      そして、医者が猫を処方するのは、ある理由があって・・・。

      猫と人が紡ぐ、ハートフルストーリー?

                             (帯より)

       

 

      「本物の猫?」

      「よく効きますよ。昔から猫は百薬の長って言いますからネ。

      ああ、つまりそこらへんの薬よりも、猫の方がよう効くいう

      意味ですわ」

      困惑する秀太に医者が小さな紙を一枚渡した。

      「こちら処方箋になります。 受付でいるもんもらって帰って

      ください。 では、つぎは一週間後ということで」

                            (本文の一部)

 

 

      第一話から第五部まで、五人の患者が登場します。

      猫や犬好きには、堪らない小説です。

      人の心と、世話をする猫との関係。

      心の不調が直り、再び病院を尋ねると、・・・みつかりません。

 

      少し、ミステリーテイックな話しですが、一気読みしました。

      「・・・確かに!」という感じがします。

 

      お勧め度、高いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    関東地方は、やっと梅雨入り。

    でも、今朝は午前中は晴れ、昼から曇り空。

    明日から月末まで、雨模様のようです。

 

    今朝は、早く目が覚めたので、早朝の散歩。

    昨日は夕方から晴れたので、花の上のつゆは「朝露」。

 

    この時期によく見られる、花を撮って見ました。

    前回と重複する、アジサイの花やヒルガオ.スイレンなど。