部屋に通され、窓側に立つと、ザザザーと波の音がする。
「驚いたか?この城は海に面しているんだ。俺達の船もある」
「何故海賊が、陸にいるの?何故私をさらったの?」
「何故が多いな、ティンクとの約束をはたしにきたのに、この腕の傷覚えていないか?」
ティンクが傷をじっと見つめる。どこかで見た覚えがあるような?でも、騙されてるのかもしれない。
「私、その傷しらないわ」
「そうか、思い出したら言ってくれ・・・」
ラックが部屋から出て行く。
「思い出すも何も、海賊に知り合いなんていないわ、とにかく逃げなくちゃ」
そーと部屋のドアを開け、まわりを見渡した。
「なんだ、いないじゃない」
部屋のドアからそっとでてきたら、ラックが腕を組んでいる。ティンクは、びっくりした!
「どうしても帰りたいみたいだな」
「当たり前でしょ!海賊に突然つれさらわれたのよ!普通逃げるわ!」
「しょうがない、いったん帰すか・・・」
「え!?」
ラックがティンクをお姫様だっこをした。
「じたばたするなよ。屋根ずたいに又、戻るからな」
「変な海賊だわ」
「屋敷にもどしてやるんだ。そのかわり、俺が海にいる間に、思いだすんだぞ!」
ラックがティンクに言う。
屋敷は、警察がたくさん集まっている。
「近くでおろすから、後は自分で帰るんだ」
「私がアジトの事話すと思わないの?」
「ティンクを信頼してる」
ラックは、自信満々に答える。
ラックてただの海賊では、ないわ紳士的なところもあるし、体が大きいわけではないのに、力がある。
「あなた、本当に海賊なの?」
「ああ!海賊だよ。ティンクは、宝石のように綺麗な娘って町中で有名だ。有名人どうし、いいカップルになるだろう?」
「私には、婚約者がいるわ」
「いてもいなくても、俺には関係ない、俺のティンクだからな・・・」
続く
後書き
兎の場合ショート小説なので、すぐ終わる。長く書けたら、いいんだけど・・・。
ここまで読んで頂きまして有難うございます。
続きで、お会いしましょう。
兎