湖・西の湖(近江八幡市)にある島「権座」一帯で、26日、「農の収穫感謝祭」が開かれた水郷にふさわしい豊かな権座の自然や、田舟で行き来して行われる農業などの一帯の原風景を守っていこうと、地域で行っているさまざまな取り組みのひとつ懐かしい風景が広がる中、周辺で収穫されたコメと野菜などの農作物や加工品が、訪れた人々に振る舞われた
権座は、西の湖内に形成された島(面積約2・5ヘクタール)昔から小舟で行き来しながらの農業が営まれているかつては、琵琶湖には沿岸にこうした小さな島が散在し、西の湖にも「大葭」や「郡座」などの島があったしかし、昭和39年以降、干拓が進んで次々と姿を消し、今では権座を残すのみとなっている
長らくコメづくりなどの農業が行われてきた権座だが、近年は離農者も増加このため地元・近江八幡市白王町では、平成6年に白王町営農組合を設立し、組合が農家から土地を借りる形で権座の農業を継続しているまた、20年からは農地の6割にあたる1・5ヘクタールの水田を滋賀県産の酒米「渡船」の耕作地へと転作この酒米で作られた酒は「権座」と名付けられ、販売されている
あわせて、権座や白王町を知ってもらおうと、同年、スタートしたのが「農の収穫感謝祭」今回で7回目を数えるが、豊かな水郷の自然と風景、それに調和した人々の暮らしが注目を集め、当初150人ほどだった参加者が次第に増加今年は300人を超えるなど、知名度がアップしてきている
今回の感謝祭で、白王町自治会館前の広場で開かれたバザーでは、権座で採れたサツマイモの天ぷらや、無農薬コシヒカリのおにぎりなどの食べ物のほか、日本酒「権座」が振る舞われた
また、小舟で権座に渡り、サツマイモ掘りを体験する権座ツアーも実施親子連れらに人気で、守山市に住む山田優奈さん(9)は「学校の畑と違って土が硬かったので、スコップで一生懸命掘った焼き芋にして食べたい」と話していた
収穫祭では、毎年恒例の婚活イベント「権座で婚活」も行われた権座に興味を持つ独身の男女に集まってもらい、結婚して一帯に住んでもらおう-というイベントで、今回は県内から30~40代の男性9人と、20~30代の女性8人が集まり、一緒に小舟に乗って権座に渡り、風景やイモ掘りを楽しんでいた
約2昼夜沈める餌のにおいにおびき寄せられたカニが、かごに入ったところで引き揚げる深海で育ち、殻が繊細でデリケートなカニを生きたまま、傷つけることなく漁獲できるのだ
一艘の船は許可されているロープ9連、計1350個のかごを積んで出船する漁船は隠岐沖などの漁場へ、ほぼ1昼夜かけて向かって漁を行い戻ってくるのは、このかごがおおむねいっぱいになった約1週間後となる
かにかご漁船専門の通称“かにかご岸壁”では、帰港した船から続々とベニズワイガニが運び出され、港は一面、真紅に染まるベニズワイガニは、ゆでると赤くなるほかのカニと違って、その名のとおり、そもそもが、表も裏も紅色氷を敷き詰めたケースに入ったベニズワイガニがずらりと並ぶ姿は、まるで「咲き誇る彼岸花」のように美しい
● 松葉ガニに負けない旨さのベニズワイガニ
大量に揚がるベニズワイガニだが「ピンからキリまであるんです」と川口さんベニズワイガニは成体になるまで約8年かかり、約10回の脱皮を繰り返すだいたい甲羅が13センチほどのものが美味しいといわれているまた「黒ずんでいるものは、空気に触れて酸化が進んでいるのでダメ赤くてきれいに見えても、腹の部分が透き通っているものは、水がたまっていて身の入りが悪いからよくないね」おおむねA、Bのランクに分けられ、Bランクは、すべて加工品ただ、Aランクの中でも「生でもいける上モノ」は全体の1割程度だという
日本酒「権座」を製造している「喜多酒造」の喜多良道社長(60)は「最初はちゃんとした品質のコメが採れるのか不安があったけれどここの酒米は肥料の吸収がいいので品質がよく、できあがった酒は上品な甘さがして初心者でも飲みやすい」と胸を張っていた
年ごとに盛り上がっていく感謝祭の様子に、同組合の大西實副組合長は「今日は東京からも来てくれた権座のことが知ってもらえてうれしいこうしたことを通じて、今後も先祖から受け継いだ権座の風景を守っていきたい」と話していた
権座は、西の湖内に形成された島(面積約2・5ヘクタール)ケース 人
権座は、西の湖内に形成された島(面積約2・5ヘクタール)ケース コピー
権座は、西の湖内に形成された島(面積約2・5ヘクタール)シリコンケース