民法は馴染みがあるが、行政法はあまり馴染みがなくて。
そんな声をよく聞きます。
本当にそうでしょうか?
例えば車。
地方では必需品ですが、運転するには免許が必要です。
また、車の購入には車庫証明や印鑑証明書が必要だったりします。
また、海外旅行にはパスポートが必要です。
結婚には婚姻届。子供が生まれたら出生届。
残念ながら離婚するには離婚届。
いずれにも役所が関係しますね。
もしかしたら、身近でのトラブルでの民法よりも、対役所(行政法)の方が案外身近だったりして?
馴染みがないのでは無くて、気がついて(そういう視点で見て)いないだけかもしれませんね。
行政書士試験の勉強を始めた頃、先ずは憲法で全体を見て、その土台の上に官民があり、官は三権(立法行政司法)と民は我々の日常社会。そんなイメージを描いて理解していきました。
基本中の基本である憲法は一番大切ですが、それゆえにとても難しい。
民法は馴染みはありますが、利己主義では攻略は難しい。
自分以外の人との関係(ルール)が決められていますので、他者とのバランスが大事かと。
でも、それぞれに言い分(利害)があるから、きれいには割りきれませんね。
行政法は時間軸(役所と関わるのはこれからなのか、既に関わっているのか)で考える。
行政手続法はこれからですが、不服審査法や訴訟法は関わった後に何らかのトラブルがある場合になるかと。
そんな視点で行政書士試験の勉強を進めると、自分が世の中の仕組みについて如何に無知であるか恥ずかしくなりました。
でも、国会中継に興味が出てきたり、街中で警察官を見かけて、公務って何かなと考えたり。
私人逮捕系YouTuberが気になったり(現認逮捕等)しました。
限られた勉強時間の中で、そんな事を考えていては勉強が終わらない。
その通りですね。
すみません。あまり参考にならない話でした。