SNS上では行政書士試験の勉強法について様々な情報が掲載されております。


その中でも肢別過去問の回転を推奨するものが少なくありません。


私も合格革命の肢別過去問を15周まわして合格出来ました。


では何故「肢別過去問」の高速回転が行政書士試験に有効なのか考えてみました。


私の独断ですが、まず一つ一つの問題は一本の糸の様なもので、それだけでは広範囲の試験問題には太刀打ち出来ません。


しかし、何千もの問題を縦糸と横糸のように組み合わせ、大きな網を作るイメージで大魚(合格点)をすくいとる。


高速回転するのは一本一本の糸をより太く、より強くするためで、回転速度が下がると網がほつれてしまう。


そんなイメージではないでしょうか。


理想は試験直前には1週間に一周させること。


始めのうちはとても辛いのですが、そのうちにランナーズハイのように回転が心地好くなりました。


但し、問題の主旨を理解せずにただ回転しても力にはなりません。


何十周もしたのに解けない方は、正誤だけを判断して、本質を理解していない可能性があります。


先ずは(法的な)考え方の習得が必要でしょう。


入門書をオススメします。


肢別過去問の回転を止めずに、本番形式の択一問題を平行して解くことで試験への対策も出来ます。


直前期には、模試の受験や条文の読み込み、記述問題のテクニック習得等もやる必要がありますが、肢別の回転で合格に必要な基本知識の習得は可能でしょう。


愚直に勉強を続ける事が合格への近道です。(結局は自分に合ったやり方で、しっかり勉強するしかありません。テクニックは基本が出来てからになります。)


なお、最後に憲法については条文が少ないので、繰り返し聴くのが有効だと思います。


私はCDを車の中でかけっぱなしにしてました。


仕事をしながら合格を目指す方もおられるでしょうが、隙間時間を活用して勉強がんばって下さい。