平成25年から修復をしていた日光東照宮の陽明門が3月10日にお披露目されて、ひと月過ぎました。
陽明門には、およそ20万枚以上の金箔が、絵の具の下に貼られています。この金箔があることで、上に施した絵の具が剥げても、古さを感じずにきらびやかな印象を保つのです。
江戸時代の職人は、そこまで計算に入れて金箔を施していたのです。
屋根も黒漆で塗られていますよ。
陽明門は私の大好きな陰陽師でもある天海大僧正の総指揮の元に作られました。
東照宮にしか存在しない足が馬の蹄になっている龍馬
「日暮らしの門」
明日に続きます。
「 春休みも終わって、そろそろ空いてきたかなぁ」と、早朝の仕事が終わった足で、日光に向かいました。
11時に、東照宮に着きました。
すぐ近くの輪王寺には、何回もお邪魔していますが、東照宮はmakoちゃんと長男とお正月に来て以来ですから、(次男は大学生受験生でしたのでお留守番)、10年ぶりです。
石鳥居
神厩舎の三猿
東照宮で唯一素木の建物なので、新しくした三猿が浮くかと思いましたが、しっくりしてますねぇ。
反対側にある鼓楼とシンメトリーになっています。
ちなみに鼓楼の前には、回転型のオランダ灯籠があります。
漆を習っている私には、この新しい状態の陽明門を見ることが楽しみでした。
修理は、表面に残っていた古い塗料などを剥がして、新しく漆を塗るところから始まりました。
漆は何重にも塗り重ねられます。その上に金箔を貼りました。
江戸時代の職人は、そこまで計算に入れて金箔を施していたのです。
陽明門は龍脈からの「気」がもっとも多く集まる「龍穴」の上に建っています。
新しくなった陽明門を間近に見て、すっかり興奮気味の私であります。
門をくぐる途中、上を見上げると龍が。
まさに、一日中、眺めていても飽きることがない感じです。
明日に続きます。
では、また明日m(_ _)m。