理事長に、
「フリマで購入した茶托の一つにヒビがあったので、接着剤でいいから、直して」と、お預かりした茶托。


せっかくですから、ちゃんと金継ぎしてお返ししようと思いました。


漆講座に持って行って、先生にお聞きすると、

「こーゆー中途半端なヒビは、割ってしまうんです。いいですか?」

と、こうなりました
「おー、潔い
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割った面に、生漆を塗った後、乾燥させて、のり漆で接着しました。

接着面を 研ぎます。
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再び、生漆を塗り、乾いたら今度はベンガラ漆を。
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細い線でと、心がけて塗っていますが、
その後、黒呂色、また、ベンガラ漆と塗り重ねていくうちに、だんだん線が太くなってしまいます

そして、金を撒きます。

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乾いたあと、漆でおさえて…。

また、乾燥を待ちます。

はい、やっとできました

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理事長は、この茶托を老婦人からとてもお安く手にいれられたそうです。
 
使われた歴史がこの茶托に味を加えて、とても素敵なお品物です。



 金を撒かずに、そのままの風合いを残すのも、選択肢の一つでしたが、せっかく継ぐので、理事長と相談して新しいものに、生まれ変わらせる方を選びました。

 
人様のものを直すのは、初めてだったので、とても緊張しましたが、お役に立ててよかったです。

 これからも、もっと精進して、いつもお世話になっているお姉様方のお役にたてるといいなぁ


では、またうさぎクッキーm(_ _)m。