塾業界を〜〜〜〜〜っぶっこわーす♡

4/16時点で、小学生が受験勉強に費やせる時間は残りおよそ2500時間程度です。(埼玉入試まで) 学校にはいかねばならないですから平日は9時間が通学や学校生活に持っていかれます。だから意外に受験勉強に割ける時間は少ない。
この2500時間には塾で勉強している時間やテストを受けている時間も含まれます。夏休みの学校がない40日を毎日14時間〜15時間勉強するとしてもおよそ2700時間。

限られた時間の中で志望校合格のために学力の伸ばそうと考えたとき、三つのポイントがあります。

①時間使い方を意識する(選択と集中)
②過去問の研究を行う
③徹底的な復習を行う

極論かもしれませんが、1.25÷0.875✕0.6÷1/3
みたいな計算問題を筆算で解いているようなお子さんは、今、集団指導塾で習っている算数の授業はオーバースペックです。当然、宿題も過負荷になりますから塾の宿題が終わらないという状態に陥りがちです。

小学6年生が今現在、塾でやっている算数の授業は基本的に5年生までに習ったことを組み合わせて難問の解き方を学ぶ段階にきています。5年生でやったことがあやふやであったり、理解が十分でないまま先に進んでしまっているような場合、6年生の授業はかなり効果が薄い。

それを時間をかけて一生懸命宿題をやろうとする。一生懸命やったところで5年生の内容が抜け落ちていたり、そもそもわかっていないから、理解ではなく、とにかくやり方を覚えようとする。原理原則を理解した上での暗記ではないから、結果あやふやな状態のままでできるようにはなっていないまま時間だけが経過していく。
6年生の四月段階で1.25÷0.875✕0.6÷1/3を筆算を駆使してやっているような子は、塾の宿題などやらずに、分数小数の変換を暗記するべきです。

以前紹介したこの計算

これも高確率で不正解になる6年生が続出。キセル算(部分分数分解の性質)は小4で習いますし小5でも改めてでてきますが、原理原則をきちんと理解していないから倍率係数を掛け忘れる子が多い。そもそも部分分数分解の性質がよく分かっていないまま6年生になっている子はいきなり通分を始めて玉砕。
100までの素数の暗記、20までの平方数の暗記も必須ですがちゃんと覚えていない子はたくさんいます。

計算問題一つとってもこうした知識で計算を工夫する道具になりますし、算数のあらゆる場面で計算はつきまといます。
これ、6年生の授業を一生懸命受けていても解決しません。

先程、埼玉中学入試まであと2500時間程度しか受験勉強の時間がないことをお伝えしました。このうちの30%程度が通塾、塾の授業、テスト関係で持っていかれます。拘束時間の長いところだと40%ぐらい。
そうなると苦手克服弱点補強や過去問演習に回せるような時間は1500時間〜1700時間です。時間は途中で足りなくなったと気づいてもあとから増やすことは絶対にできませんよね。仕事ならリスケしてもらうことはできますが、相応の理由がないと信頼を失います。受験であれば入試日を動かすことはできないので、タイムアップで試験に向かうほかありません。

6年生の塾の算数の宿題っていります?特に集団指導塾で出される宿題。お子さんの弱点克服に本当につながっていますか?貴重な1500時間を使ってしまっていいんですか?

四谷大塚の組分け、日能研の全国模試で偏差値60に到達していない子、SAPIXの組分けで55に到達していない子。5年生の復習が絶対的急務です。
ウイニングステップの5年生の2冊を大至急2周してください。カリキュラムが日能研は遅めなので、日能研生以外の塾生はウイニングステップ5年生を2周したら、6年生の「数と計算」に入りましょう。(規則性や場合の数を重点的に学ぶ教材です)