
という質問を面談の時にします。そうすると反応は大体次の3つのパターンに分類されます。
即答されるパターン。おそらく曜日毎の時間の使い方が大まかに頭に入っているのでしょう。
しどろもどろパターン。ご自身の予定管理だけで精一杯なんでしょう。このパターンの亜種で「わかりませんけど」と開き直る人や「それが何か関係ありますか」と半ギレてくる人もいますが、要するに帰宅時間を把握してないパターンです。
3つ目のパターンは、無頓着パターン。学校帰りに寄り道して遊んで帰ってくる生活スタイルなんでしょう。
中学受験が、志望校合格のために行われるという前提で単純化しますと「小学生にどれだけ、学習のための時間を使わせるか」が合格の鍵になっています。もちろん、極めて単純化していますが、勝利のためには量が必要になるのは当然ですよね。
中学受験は親子の受験です。親の受験と言われる小学校受験、本人の受験と言われる高校受験、大学受験と違って、親子両方の意識が求められる受験が中学受験です。未熟な子どもたちが親と二人三脚で目標達成に向かってひた走る。だから応援したくなるんです。
子ども帰宅時間を把握していない、あるいは決まった時刻に帰宅させられないようなご家庭は高校受験向きのご家庭だと私は思います。こちらも仕事ですし、大人なので、面と向かってはいいませんけど。
時間管理のポイントが二つ。
1、学校がある日の学習時間の確保
2、学校がない日の学習時間の使い方
4月〜1月9日(埼玉入試)までの休みは何日あるか
知っておく必要があります。
年度始め休業期間
4月1日〜4月5日(5)
4月1日以降、祝日が何回あるのか。
昭和の日 4月29日
憲法記念日 5月3日
みどりの日 5月4日
こどもの日 5月5日
休日 5月6日 祝日法第3条第2項による休日
海の日 7月20日
山の日 8月11日
敬老の日 9月21日
休日 9月22日 祝日法第3条第3項による休日
秋分の日 9月23日
スポーツの日 10月12日
文化の日 11月3日
勤労感謝の日 11月23日
8/11は夏季休業期間と重なるのでカウントせず
4月1日〜翌1月9日までの休日数は130日
理想は2月からこのペースでやれるとイイんですがね
まあ、超難関校を目指している意識が高いご家庭でないとやり通せないとは思いますが、563時間は勉強に回せた時間です。実際に勉強した時間を引いたものが無駄に過ごした時間(受験にとっては。)ということになります。
2月
土日回数8回
祝日回数2回
平日回数18日
3月
春休み期間3/26〜3/31 6日
土日回数8回
祝日回数1回
平日回数16回
平日34✕7=238
休日25✕13=325
合計563時間。
さあ、2500時間の計画を立てましょう。
このあたり、塾講師もしっかり意識して働いている人間は非常に稀有です。もしも入試までの総時間的な話を面談でしてきた人がいたら、その方をそのまま受験のアドバイザーとして頼るといいと思います。