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お子さんの学習時間。計画的に使えてますか?

曜日毎に異なるとは思いますが、それぞれの曜日で、お子さんは何時に家に帰ってきますか。

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という質問を面談の時にします。そうすると反応は大体次の3つのパターンに分類されます。

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水曜日は5時間授業なので16時頃に帰ってきます。金曜日は委員会、月曜日はクラブ活動があるので、大体17時頃帰ってきます。

即答されるパターン。おそらく曜日毎の時間の使い方が大まかに頭に入っているのでしょう。

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えっと、き⋯帰宅時間ですか?

私も働いてて、はっきりは分からないんですけど、17時くらいだと思います。はい。

しどろもどろパターン。ご自身の予定管理だけで精一杯なんでしょう。このパターンの亜種で「わかりませんけど」と開き直る人や「それが何か関係ありますか」と半ギレてくる人もいますが、要するに帰宅時間を把握してないパターンです。

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好きな時間に帰ってきますけど、18時までは帰ることが多いですね。

3つ目のパターンは、無頓着パターン。学校帰りに寄り道して遊んで帰ってくる生活スタイルなんでしょう。



中学受験が、志望校合格のために行われるという前提で単純化しますと「小学生にどれだけ、学習のための時間を使わせるか」が合格の鍵になっています。もちろん、極めて単純化していますが、勝利のためには量が必要になるのは当然ですよね。

中学受験は親子の受験です。親の受験と言われる小学校受験、本人の受験と言われる高校受験、大学受験と違って、親子両方の意識が求められる受験が中学受験です。未熟な子どもたちが親と二人三脚で目標達成に向かってひた走る。だから応援したくなるんです。


子ども帰宅時間を把握していない、あるいは決まった時刻に帰宅させられないようなご家庭は高校受験向きのご家庭だと私は思います。こちらも仕事ですし、大人なので、面と向かってはいいませんけど。


時間管理のポイントが二つ。

1、学校がある日の学習時間の確保

2、学校がない日の学習時間の使い方  


4月〜1月9日(埼玉入試)までの休みは何日あるか

知っておく必要があります。


年度始め休業期間

4月1日〜4月5日(5)


4月1日以降、祝日が何回あるのか。


昭和の日 4月29日 

憲法記念日 5月3日 

みどりの日 5月4日 

こどもの日 5月5日 

休日 5月6日 祝日法第3条第2項による休日

海の日 7月20日 

山の日 8月11日 

敬老の日 9月21日 

休日 9月22日 祝日法第3条第3項による休日

秋分の日 9月23日 

スポーツの日 10月12日 

文化の日 11月3日 

勤労感謝の日 11月23日


8/11は夏季休業期間と重なるのでカウントせず

ということで祝日関係の休みは全部で12日

夏季休業期間(地域により誤差あり)
7/21〜8/31 (41日間)

冬季休業期間(地域により誤差あり)
12/24〜1/6(14日間)

学校の長期休業期間に重ならない土日の数
4月 7
5月 10
6月 8
7月 6
8月 0
9月 8
10月 9
11月 9
12月 6
合計で、63日。

4月1日〜翌1月9日までの休日数は130日
残りは全部平日なので   153日が平日

平日は9時間ほど学校で時間を取られます。(通学時間も含む)睡眠時間は6時間程度を確保すると残り9時間
これが持ち時間です。持ち時間の8割を勉強に振ると勉強時間は7時間。153日✕7=1071時間。153日かけて、たった1071時間しか勉強時間を捻出できないんです。
これを休日で取り返します。8時〜0時を活動時間と設定すると16時間が持ち時間です。このうち8割を勉強時間に振ると13時間ですね。130日✕13時間で1690時間
平日と合計すると2761時間。病気や体調不良などの不測の事態で学習が滞ることも加味すると2500時間ほどしか勉強に割ける時間がないと考えるべきでしょうか。


理想は2月からこのペースでやれるとイイんですがね

まあ、超難関校を目指している意識が高いご家庭でないとやり通せないとは思いますが、563時間は勉強に回せた時間です。実際に勉強した時間を引いたものが無駄に過ごした時間(受験にとっては。)ということになります。

2月

土日回数8回

祝日回数2回

平日回数18日

3月

春休み期間3/26〜3/31 6日

土日回数8回

祝日回数1回

平日回数16回


平日34✕7=238

休日25✕13=325

合計563時間。


さあ、2500時間の計画を立てましょう。

このあたり、塾講師もしっかり意識して働いている人間は非常に稀有です。もしも入試までの総時間的な話を面談でしてきた人がいたら、その方をそのまま受験のアドバイザーとして頼るといいと思います。