塾業界を〜ぶっこわす♡

  繰り返される精神論

塾業界は未だ近代化が図られていない。そもそも塾業界は業界歴○○年といった、「どれだけその業界にいたか」といったことが重視される気風がある職人さんのような世界。だから講師育成も「勝手に育て」が基本なんですよね。企業化に成功している大手学習塾でも講師育成の内情は五十歩百歩。ほとんど大差はありません。そして、雀の涙ほどに行われる講師教育も「ベテラン講師や塾創業者」の根拠なき考えや成功体験がベースになった精神論がほとんど。これでは業界自体の革新は望めません。

そして、こうした数少ない講師教育の場で声高に叫ばれるものが「熱意」です(笑)

熱意があれば生徒の成績が上がるわけではないと思うのは私だけでしょうか。もちろん、熱意があればさらに良いとは思いますが、熱意だけあっても微妙ですよね。


  熱意が正当化される危険な風土

前述の通り、学習塾業界は熱意が正当化される土壌が醸成されています。だから、熱意を全面に押し出して憚らない講師が量産されることになります。

熱意なんてものは内に秘めて、ここぞという場面で外に出せば良いものだと私は思いますが、毎日、熱意全開の熱血先生は塾業界では頻繁に見かけますね。

熱意は一歩間違えばハラスメントの温床となる危険な両刃の剣なんですよね。言うことをなかなか聞こうとしないタイプの生徒に熱血ゴリゴリで接する講師をイメージしてみてください。パワハラの香ばしい薫りがしてきませんか。

昨今増えている「おとなしいタイプ」の生徒だと、熱血なだけで心を閉ざしてしまう子もいます。

心を閉ざして話を聞こうとしない子の成績を上げるのは不可能ですよね。


  講師はマネジメントを学ぶべき

ひと頃話題になりましたが

 

 かなり得るものがあるはずです。

といっても管理だけをしていてもウザい先生になってしまいますが、課題の進捗管理と習熟度の管理は講師には必須です。これなくして生徒の成績アップはありえません。


生徒育成の最終イメージを「勝手に勉強して、悩んだら聞きに来る」状態にセットして、ここを目指して管理から入るという意識で生徒管理に当たるのが良いと思います。