第3講  
二月の勝者×塾講×受験ブログ

【二月の決断】
三浦 祐星君の場合
凡人こそ中学受験をすべき
(c)高瀬志帆/小学館『週刊ビッグコミックスピリッツ』

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最近は減りましたが、中学受験の偏差値に驚かれる保護者の方は少なくありません。特に中学受験未経験の保護者の方に多いです。
この三浦君のお母様も仰っていますが、学校では成績優秀なお子さんでもこのような数字を取ってきます。
中学受験組が抜けた後、残りの生徒全体から算出される高校受験の偏差値に換算るのにはおよそ1.25倍しますので、中学受験の偏差値40は大体高校受験の偏差値では50に相当します。さらに中学受験の問題は学校では習いませんので、やったことがなく解き方がわからない問題が正解できていない点を考慮すると、三浦君の偏差値は高校入試レベルで偏差値60以上の力はあるのではないかと思います。普通の子は途中で諦めたりやる気をなくしたり、集中力が続かなかったりするので偏差値30台を当たり前に取ります。

凡人こそ中学受験をすべき

これは黒木先生の持論のようです。根っこは同じですが私の考え方とはやや異なっています。私も凡人こそ勉強すべきであるということには賛成です。 凡人こそ勉強をした時のリターンが大きいのです。 才能があるならばその才能を活かした道で生きていくことは十分に可能です。 一方でこの才能は途中で枯渇してしまう可能性があり非常にリスキーなものだとも言えます。 またゴッホ、宮沢賢治、シューベルトなど才能はあっても生前にその才能が評価されないというケースもあります。サラリーマンというシステムは才能がなくてもある程度豊かな生活ができる素晴らしいシステムではないでしょうか。


Pick Item

もちろんある程度の窮屈さとの引き換えとはなりますが、勤勉でそこそこの能力があればサラリーマンは誰でも務めることができます。こうしたサラリーマンに最も求められる能力は受験勉強を通じて培われるものではないでしょうか。 そうした意味で私も黒木先生と同様、勉強こそ凡人が最もチャンスをつかめる方法ではないかと考えています。 ただこれは中学受験に限ったことではありません。 高校受験でもこの能力は十分に培われると思います。