塾講師のテンプレ回答ですね。よく取材なさってます。塾で購入した教材を繰り返しやるだけで十分。他の問題集に手を出すのは愚かしいという論調のトークですね。これ、多くの講師が言います。
ただですねえ。
この講師たちも市販の問題集なんてほとんど解いたことないで言ってるんですよね。これ。市販の問題集を買うとなると自費ですからね。会社に請求できるわけでもないし。個人的に市販の問題集の研究をするのは塾講師が趣味の人だけです。私みたいな(笑)
ちなみにサピックス生の場合
アルファとその手前あたりの学力の子は塾の教材を反復して、あとは過去問に取り組むという動きで問題ないと思います。それ以外のお子さんはサピックスの教材は難度が高いので逆にオーバーワーク、基礎があやふや、というケースは多々あります。市販の教材で基礎を一周二周したほうが実力が伸びる可能性は高いで
す。
四谷大塚の予習シリーズをお使いのお子さんの場合
教材が網羅主義でなんでもかんでも載っていますのでポイントが絞れてない可能性があります。また、算数と理科はスピードも早いので理解がゆっくり目の子は
「どれが大事なのかわからん ウガー」となっていることも多々あります。私は読解の教材は予習シリーズの国語が秀逸だと言ってますが、他の3科目は微妙だと思います。
算数はパターン演習の量が少ないので数をこなして定着するに至りません。しかも例題の解き方では処理ができない問題がしれっと混ざっている点も気に入りません。これだと例題どおりやってるのにできないじゃん。と苦手な子が混乱します。
社会はクレーム対策のためか、なんでもかんでも情報が載っているのでポイントが絞れません。ピンボケを起こしやすいと感じます。そして情報量が多すぎるので覚えても忘れやすいですね。
理科も算数と同様に演習量が少ないですから定着に至らないのと変に難しい問題が混ざっている点が微妙だと思います。
結局、苦手なものを克服できる設計ではないんですよねサピックスの教材も四谷の教材も。得意な子がさらに力をつけるための設計になっていると非常に感じま
す。
結論は冒頭に述べた通り
苦手な科目を克服するには基礎固め
基礎を固めるには市販の問題集を使うのが良いと私は思います。