4×3.14-1.2×31.4+0.08×314=
という計算問題を小6の国語のそれぞれのクラスの授業の途中で息抜きっぽく出題して観察をしてみました。

算数の偏差値が60を越えている生徒は例外なく計算の工夫をしている途中式がかかれており30秒以内に全員が解答を終えていました。
一方で、偏差値が50台前半から40台の生徒は数名の例外はあるものの、大半が左から掛け算の計算を始め、正面突破をしようとして途中でミス。時間も2~3分程度かかっていました。

正解は
(4+8-12)×3.14と工夫して0になります。

やはり、計算を工夫することと算数の偏差値には相関関係があると思われます。

60台の生徒の感想

小4でさんざんやったので瞬殺。
3.14、31.4、314は見え見え。
国語の時より問題の捻りが甘い!
毎回こういうのを国語の授業でやって!

だそうです。ここで見えるのは、計算に取り組む前に全体像を俯瞰して見てからといているということです。どういう仕掛けが隠れているか見つけてやろうといった姿勢がありありと窺えました。また、何度も計算の工夫を練習した結果、一定の型ができあがっているのですぐに反応ができるようになっているということもわかります。

一方で算数が苦手な子は全体を俯瞰しておらず与えられた式をいじることもなく、与えられたまま左から右に向けてなにも考えずに計算を始めてしまっているという状態でした。
たった5分程度の時間でしたが見えるものはいろいろありました。

やはり、計算の工夫についてはきちんと復習をした方がいいと思います。

以下、計算の工夫を復習するのにオススメの問題集を掲載しておきます。