若い頃を思い出しました。の40話

今さら二月の勝者40話 塾あるある

~若き日の思い出~


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何か、テイストが違うんだけど。


いや~、今回の話を読んでいたら

塾講師になったばかりの頃のことを

思い出しましてね。

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あー、この場面ですね。

石田くんの鉛筆転がしを見抜けなかった佐倉先生に黒木先生が話を磨るところだー。


昔、先輩におんなじような事を言われたことがあったなぁと。

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先輩、あの子は何のために塾に来てるんですか。宿題はろくにやらないし、テストはカンニングで誤魔化す。こんなんで合格できるほど中学受験は甘くないですよ。

このまま塾に通わせてもお金をドブに捨てるようなもんです。

辞めさせてあげましょう!


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このちんちくりんが昔の大仏先生なのね。


それは俺たち講師が決めることじゃない。

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先生の先輩、かおが三つもある。


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どう考えても、あの子は受験に向いていませんよ。辞めさせてあげた方がいい。


受験をするには家庭それぞれ、いろんな事情を抱えてるもんだ。

子供が受験に向いてなくたって、それが受験をしない理由にはならないし、塾に通わない理由にもならないという家庭もあるってことだよ。

お前もプロなら、勉強に向かない子でも合格できる学校を探してこいよ。塾は方針や扱う受験によって、生徒を選ぶけどな、塾講師はな、生徒を選ばないんだよ。

 
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などというお説教を食らった20代の鎌ヶ谷大仏でした。我々は「どうしたら、ご家庭のご要望を叶えられるか」を考えなさいという有難いお説教でした。プロってなんなのかを考えさせられた記憶が残っています。


私も昔は「向いていない子」に受験を焚き付けて、授業料をもらうということに抵抗がありました。