変わり続ける中入試

中学受験だけでなく、高校受験でも大学受験でも出題傾向が変わってきています。10年前と今でもだいぶ変わったなーと感じることが多いですね。

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算数を制するものが受験を制するのである。

後の科目はひたすら暗記に徹せよ。

細かい知識をより多く獲得したものこそ勝利を掴めるのである。

ウホ?

ウホウホ。ウホウホウーホ?

いや、失礼。原始人かと思いまして

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暗記さえしておけば何とかなるという入試はあまり出題されなくなりました。もちろん、暗記をしなくていいとなったわけではないのですが

コンピューターのデータベースのような人材は求められなくなっています。知っている知識を組み合わせて問題解決を図るという人材を養成しようと各学校考えています。

ですから、基本事項を暗記した上でその知識を元に組み合わせたり、応用、拡大解釈などをして解答を出す問題が多く出題される傾向にあると言えます。

 リセマムに掲載されていた記事から


●中学受験の変わらない部分

体系立った学習をこなし、できるだけ多くの知識を身に付けて、難問トレーニングも乗り越えた子が強いという中学受験の根本は変わっていません


●多様化が始まる入試スタイル

多様な入試スタイルを取り入れる学校が増えています。以前だったら受験の機会がなかった子も、その子の得意な学習のスタイルによって受験できる学校の選択肢が広がっているのです。


●入試で求められる力

ただ単に与えられたことを再現するだけでなくて、未知の課題に応用できる力をもった子が欲しいという意図


◆まとめ

中学入試が変わって来ているとは言え、決して楽になっているわけではない。今まで通り、知識や難問に対応するトレーニングは必要とされている。

一方で、従来の「算数ができなければ合格しない」という画一的な勉強ではなく得意な学習スタイルで合格を狙うことができるように受験が多様化してきている。

入試で求められる力は単純な反復や暗記で培われる能力だけではなく、持っている知識や経験を使って未知の問題に解答を出せるような能力だ。


ということでしょうか。詰め込み型の学習だけではどんどん対応ができなくなっていく入試に変わっていくというのは指導の現場にいるものとして肌で感じているところです。

今後は算数さえできればなんとかなるという入試は減っていき、バランスをある程度とらねばならない時代がやって来るのではないでしょうか。



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