保護者の方々はちゃんと授業の見学をなさった方がいいと思います。国語は指導法というものが確立されていません。そもそも読解は学問ですらありません。それ故講師が訳のわからぬ指導をしている可能性を考えるべき科目です。

     文字を読むスピードを上げるために音読はよいと思います。また、上滑りで字面だけを追うような読解の癖を直すことにも効果はあると思います。音読のメリットについてはネットでも多く語られているところですので、自分の授業に取り入れようと考える講師がいるのはよいと思います。

     ただ、これは聞き取る力と空間把握能力がある程度高い講師の話です。一斉に音読をさせ、一人一人の声を聞き分け、一人一人の生徒がどんな様子で文章を読み進めているのかを把握出る講師なら音読を授業に取り入れ、効果を生むことは可能です。

     私も合不合テストで偏差値50近辺より下の成績をとる生徒が多いクラスや小5、小4クラスで指導をするときは、そのクラスの生徒数が25名以下の時に限り、一斉音読を授業に取り入れます。25人を超えると私の能力では個体識別ができなくなるのでやりませんが。

     一方で国語は音読が良いという話を聞きかじって生徒を一人一人当てて、数行ずつ音読させていく講師がいますが、これは最悪です。当てられて音読をしている生徒以外は完全に時間の無駄です。いわゆるぼけっとしていても授業が進んでしまう。しかも、その時間が10分以上あるわけです。 

     学校ではこの手の授業が横行しているため講師自身が小中学生時代にこういった授業を経験していることが多いので、違和感を感じないのかもしれません。 

      お子さんを担当される講師が一斉音読をさせているタイプなら問題ないでしょうが、数行ずつ生徒を当てているタイプだと責任者と相談をした方がいいでしょう。こんな時間の無駄遣いをするぐらいなら、黙読で問題を解かせた方がマシだと思います。しかもこの手の音読を好む講師が割りと多いようです。