中学受験受験に向けての覚悟が決まっても、すぐに行動を起こしてはいけません。次にやるべきことは、自分の家庭が中学受験に向いているかどうかを考えなければなりません。覚悟はもっとも必要なものですが、覚悟だけではうまくいかないのもまた事実です。
〈中学受験に向く家庭か否かの判断基準〉
1旦那または嫁との意思統一、子供本人との意思統一は図れているか。
2子供の精神、体力は健やかであるか
3子供は考えを巡らせたり、知らないことを知ることに興味関心はあるタイプに育っているか
4三年間で約250万の通塾費用を捻出できるか
5週に15時間程度勉強を診る時間を取れるか
1、4、5は少なくともクリアする算段をつけなければなりません。一方2と3は今の時点では改善はできない要素です。この内の少なくとも四点はクリアしていないと中学受験は始めるべきではないと思います。そうです。いくら親が覚悟を持って、自身の努力でクリアできる問題をクリアしても、子供のタイプによっては中学受験は回避した方がよい場合があります。
それが2と3の項目です。中学受験は体力勝負であり、毎回の試験で偏差値が出ます。精神的に弱いタイプの子だと潰れてしまうこともありうるのです。また、3の項目に引っ掛かってしまう子はまだまだ幼いので、高校受験に回った方がよいかもしれません。仮に中学受験をするにしても、親の時間やエネルギーを多く消費する覚悟はしておかなければなりません。
2と3の両方に引っ掛かってしまう子は残念ですが中学受験は回避し高校受験の準備をした方が良いと思います。