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現役美容師が美容学生の【知りたい!!】に応えるブログ

「美容師」に興味はあるが実際どういう仕事?
何が大変でなにがやりがい?
そんなことに応えるブログです。

前回のメインテーマでもありました

自分のなかの【イメージ】

みなさま、いかがでしたでしょうか。
「もうそんなのは既に固まっているよ!!!」
という方もいると思います。
非常に素晴らしいことです。

みなさんの美容師像がかたまったところで


次のテーマ


今回は「サロン見学の重要性について」お話します。

結構この【サロン見学】

実は軽視している、もしくは

「ちょっと行ってみようかな」くらいの意識の

学生も少なくないと思います(私のリクルートの経験上)


ここではっきりと申し上げますが


サロンを選ぶ上でもっとも重要なことの一つに数えられいるものそれは







「サロン見学」です

これくらい大きく書くってことはそれくらい大事ということです。



前回「就活は結婚相手探すことと同等」や「就職先で人生が変わる」

みたいなことを書きましたが

その話しがまさに今回につながってきます。

今回の話をするうえで

一度考えてみてほしいのですが…


働きたいサロンが仮にですよ、置き換えたとして

これから結婚する「奥さん」・「旦那」さんだとしたら…

そんな人を


「写真やプロフィール、親のススメだけで決めるでしょうか?」



「ん?」

と、思う方もいると思いますが…


オーケーです。

もう少し噛み砕きましょう


上記のことをサロン選びに置き換えるならば、


「ホームページや求人票、学校の先生のススメだけで決めるでしょうか?」


と、いうことになります。


どうでしょうか。意外といるんですねこういう方。

僕が学生時代のときですらいました。

行ったことも、無いし実際に見たこともないんですよ。

全て頭の中の【想像】でしかない状態。

きっとこのサロンはこうだろうな。」「たぶん求人票やHPはこう書いてたし!よさそう!」


という勝手なイメージ

・・・・


そしてそのまま【プロポーズ(面接)】しちゃう。という方。

別にそれが悪いって事ではないし、人材難のいま業界的にも

(よっぽど超有名サロンで倍率が何十倍もっていう特殊な例じゃない限りは)

落ちるってことはあまりないです正直。


ただ、今回私が言ってるのはだからと言って

【そんな簡単に決めていいものでもない】

ということです。


簡単に決めちゃった・あまり考えずにここでいいか

という動機で入社した学生の多くは

「こんなはずじゃなかった」といい辞めるか

「こんなはずじゃなかったけど、歯食いしばって頑張ろう!」と気づいたらスタイリストになってた。


こういうパターンに分かれます(もう最近はあまり関係なくなってきてる気がしますが…)


そうならないためにも、

【サロン見学】は絶対に行くべきです。


では【サロン見学】に行ったはいいけど、


「実際になにすればいいの?」「なにを見ればいいの?」

こういう話になってきます。(笑)



それはまた次回以降お話しします。


今回も最後まで読んでいただいてARIGATO☆










サロン選び。


それは言うなれば



【人生の選択】と言っても過言ではありません。




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よく言います「サロン選びは結婚相手を選ぶことと同じだ」



これ実は「全くそのとおり」なんですよ。



最終的なゴールは


ハサミをもって、ロッドで巻いて、ハケを使って

カットする、パーマを巻く、カラーを塗る。



例えばこういうことを組み合わせて、


デザインする=「美容師になる。」

(まさか「シャンプーだけで終わりでいいや!」そんな人はいないでしょう。笑)


みんな「美容師になりたい」っていう目標は同じなはず。



じゃあ、例えば仮に

美容学校を卒業して


3月31日に【美容師国家試験合格通知】が届いて

手続きして、国から【美容師免許】が手元に届きました。


「よっしゃ今日から俺・私は美容師だ!!!」




・・・



こんなことはないですよね??(笑)



もちろん免許ですから「法律的には」美容師です。


お金をいただいてなんら問題ありません。




ですがプロフェッショナル的に言えば」それでは



【ご飯は食べられません。】


要するに


【人様からお金を頂戴するには値しないレベル】


ということです。



美容師免許は飽くまで「免許証」ですので。


それではその資格をどこで活かすか?



まだ「資格」だけの状態のもの・自分自身を、


どのような環境で「資格」を超えた



「プロフェッショナル」や「クラフトマン(職人)」になるのか…ここが大事です。




まずそのための第一歩としては【イメージ】することです。




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最初は漠然でもいいです


「こんなふうになれたらな」「こういうお店で働きたいな」


毎日妄想してくだい。夢を見てください。自分に問い合わせてください。無料ですから(笑)




そしてそれをどんどん




具体的にしていきます。




「白シャツと蝶ネクタイで仕事したいな。」
「青山メインストリートのおしゃれなお店で働きたいな」
「両親のいる近くでこのまま地元に残ってまわりの人たちに囲まれながらやりたいな」
「一般雜誌じゃなく、業界誌のプロから指示されるような美容師になりたいな」
「給料と休みがとにかく保証されたいな」

「とにかく一流になりたいな!」

「サッスーンカット・NYドライカット・フレンチカットがいいな!」



どんどん具体化することが大事です。



そうすると、漠然としていた【イメージ】が自分の頭のなかで



洗練されていきます。



カタチのない、モノクロの雲のようなイメージが



カラーではっきりカタチとして、とみえてくると思います。




(どういう立ち振る舞いで、どんなファッションで、どんなお客様をデザインして、
カットのモーション(動き)はこんな感じで、共通の趣味の会話をしているのか、

休日は撮影でロケしてて…)




いま、5分だけでもいいです。




・・少し考えてみましょう。




・・・





・・・








いかがでしょうか。




それがまさに「自分がなりたい美容師像」=理想・夢



というふうになります。





「これがサロン選びにどう関係あるの?」




そんな声も聞こえてきそうですが、




まず、何故このような話しをするかといいますと、



はじめにそこの、自分のなりたい具体化された「イメージ」がないと、



全国20万件もある(国外を含めたらそれ以上)の美容室の中で



その「イメージ」を活かせる場所選び



もしくはそれに近づくための環境選びを、間違ってしまうからです。



自分が望んでいた場所や環境を


間違えてしまうとこれが例えば


「こんなはずじゃなかった!」「だまされた!」「なんだこの店は!」


と…


いわゆる【早期離職】という問題などにに発展してしまいます。

(まあこれは自分自身に問題があるパターンがほとんどですが、その話はまた別で…。)




長くなってしまいしましたが



つまるところ、サロン選び、就活において大事なことは



まず自分のしっかりとしたイメージを持ち、理想を描くこと。


具体的であればあるほどよい。のです。



まずはそこからはじめてみましょう!!



次回はサロン選びのコツPart2を書きます。



最後まで読んでくれてARIGATO!!!