就活コラム【お金と給料だけでサロンを選ばない方がいいという意見の本質】 | 現役美容師が美容学生の【知りたい!!】に応えるブログ

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「美容師」に興味はあるが実際どういう仕事?
何が大変でなにがやりがい?
そんなことに応えるブログです。

リクルートではさまざまな生徒と話す機会もあり

よく聞かれるのですが「給料と休みは実際どうなんですか?」
まず一言目に、こういうことを聞かれることがあります。




そこで一つ、実は聞き返したいことがあるのですが
そういう質問をする生徒に対して

「給料もらうためだけに美容師やりたいのでしょうか。」

さらにいうと

「お金をもらって安定して休むために美容師をやりたいのでしょうか。」

ということを聞きたいのです。
(予め言いますが、これはその質問や意見自体を、否定するということではありません。)



もし本当に、お金をもらうためだけに仕事して、休みの日はしっかり休んで遊んで…
というこのルーティーンは、

わざわざ技術職や職人と呼ばれるこの厳しい世界でなくとも実現可能なのでは…

と思います。(こういう考えが前提であるならばの話しですよ。)

もちろんしっかり一人前になってある程度安定して稼げるようになれば、
むしろそれくらいの姿勢がいいかなと思います。


しかし我々は美容師ですので、
本来はその仕事自体が、働いている時間そのものが
「自分のやりたいこと」であり

「生活のために働く」

というよりはむしろ

「自分のやりたいこと、夢や理想のための時間」

という意識の方が強いのではと思います。
実際に長年美容師を続けている方で、前者のような感覚の方は少ないです。

もちろん、たとえば俗に言う「大型店」などであれば、単純に資本があるので
安定した固定給、高い歩合制、社会保険、福利厚生、休日、そういったものは充実しており
より皆さんが望むような体制を取れていると思います。
また、現実問題全てのサロンがそうかといえばそうではありません。

しかし、ここで問題なのはそういう会社の環境や設備がいかにいいからと言って、
そのような環境がイコール、良い美容師になれるとは限らない。
と、いうことです。

別で書いた「サロン選びは重要だ」という記事と一見矛盾しているようですが、違います。


冒頭に戻りますが

生徒から聞かれた質問でもある

「給料と休み」の質問
は、
その環境で自分がもらえること(受身)の質問です。
(それに答えは基本的に求人票に書いてありますから聞くまでも無いかと…)

そんなことよりも
「なにを学べる環境なのか、そのサロンから自分はなにを得られるのか」

というところに着目し

自分がどのようにその環境を活かせるか、自ら学び取れるのか(自発的)
そのように考え、そのための質問を投げかけた方がいいのではと思います。

ですから「サロンはお金と休みだけで選ばない方が良い」

という意見の本質はこういうところに、あるのかもしれません。


今日も最後まで読んでくれてARIGATO!!!!


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