vs 境 ●0-7

vs カミノ ●3-4

 

2敗で明日の試合に進むことはできず、前期はこれで終了となりました。

 

1試合目は0-7の完敗でした。

 

大差で負けてしまって何も得るものが無かったように感じるかもしれませんが、こういった試合を経験できたことは今後の成長にとって大きな財産になります。

 

試合前にみんなにも事前に伝えましたが、コーチは1試合目はあえてどんな展開になってもじっとみんなの様子を見させてもらいました。

我慢できずに少し声をかけた選手もいましたが。。。

 

失点して思考停止してしまった時にコーチからの声があれば、すぐに修正できる場合もあったかもしれません。もしかしたら流れも大きく変わって違う結果になったかもしれません。

 

ただそれで変わるのは『結果』だけであって、みんなの『成長』にはつながりません。

 

『勝ちたい』『負けたくない』『流れを変えたい』のはみんなであって、それを後押しするのがコーチの役目です。それがなければどんなに結果を変えても次につながりません。

 

じっとゲームの中で選手を見ていて3種類の選手がいました。

 

①必死でチームにぶら下がっているだけでただ試合に出ているだけの選手

②試合の流れや周りの状況で感情を左右され、『気持ちだけ』変えようとするから『頑張るだけ』『自分だけ』になる選手

③全体との関わりの中で『方法』や『リズム』を変えようとする選手

 

みんなはどれだったでしょうか?

 

①②の選手も確かに頑張っています。

一番問題だと感じたのは①②の選手は自分が①②であることに気付いていない、『頑張っているつもり』になってしまっていることです。

 

これはコーチの責任もあります。

 

普段のトレーニングの中で、『どうあるべきかの基準』をみんなが理解できるまで明確に伝えれていないから、みんなが何をどう変えて、どう頑張ってよいのか分からないのは当たり前です。

 

そこはコーチもこれから反省して変えていきます。

 

敗因をあえて分析すれば、まずディフェンスではやはり『リアクション』に終始し引いて守るしかなくなり、誰が誰を見ているのか分からなくなり責任があいまいになりました。

個人のディフェンスの部分でも、優先順位の①まずパスカットを狙う②前を向かせない③粘って奪う、が整理できておらずオフで良い準備ができなかった為、ただ引いて頑張って守るになってしまいました。

 

オフェンスでは、特に前半は仲間の『ボールの状況』を感じてパスが出る前に動き出せるオフの選手が少なく、動き出す選手がいないから、オンの選手も持ってから判断するしかなくなりボールが前に全く進みませんでした。

 

1試合目は攻守においてできていない部分、足りない部分がはっきりしました。

 

 

 

2試合目は出場できていなかった選手も全員出場しましたが、出場機会の少なかった4,5年生のメンバーは確かに成長しているように感じました。

まだまだ課題は多いですが、4,5年生中心になった時に今までは『ただボールを動かせるだけ』だったのが『ゴールに迫る為にボールを動かす』ことが徐々にできるようになってきています。

 

2試合共確かに負けましたが、決して後ろに進んでいるわけではありません。

結果からしか感じれない人から見れば、今日は意味のない一日なのかもしれません。

 

コーチは今までの『勝った一日』よりも、今日を大切な節目の一日に変えることが1ヶ月後、3ヶ月後にとって非常に重要だと思っています。

『できているつもり』を卒業して『できないこと』に気付き、向き合えた時が本当の成長のチャンスです。

3ヶ月後に今日の一日の経験を良かったと思えるのかどうか。

 

 

もっとたくましくなるチャンスです。

一緒に変わって行きましょう(^^)/

 

 

スタッフ オオクボ