次の日の下野新聞にも掲載。
ゴウキが初めてバロンの練習に参加した時のことを今でもよく覚えてます。
今より顔もポッチャリしてて、サッカーをやってるような顔つきではないというのが第一印象でした(^^)
最初のボール回しに参加した時もバロンの小さな選手達に回され大きなゴウキはなかなかボールを取れないでいました。
動きも鈍臭く、致命的なのはあれだけの身長がありながらヘディングが出来ない…
足りない部分をあげれば…(笑)
ただ…
目が生き生きしてました。
いくらボールを回されても目は死んでない、むしろ笑顔でボールを追いかけてることもありました。
水を得た魚のように毎日の練習に没頭してました。
求めてたものをようやく見つけたかのように…
私は試合中よくベンチも観察してますがゴウキは目を輝かせながら自分より上手いお兄ちゃん達に釘付けという感じでした。
そんなゴウキがメキメキと力をつけていったのは必然。
それでもなかなか試合になると自信が持てないゴウキに転機が訪れたのは5年生の全少予選でした。
試合は同点のまま延長戦を迎えるとゴウキを本来のCBではなくFWとして投入。
ゴウキが自信を持つために必要なのは目に見える結果のみ。
延長後半終了間際に奪ったゴウキの決勝ゴールはチームを次のステージに進めたと同時にゴウキに自信を植え付けることが出来ました。
6年生になってからは自信どころか、貫禄さえ感じるまでに成長。
成長してもゴウキは驕ることなく誰よりも全力で練習に参加し、誰よりもチームの為に体を張ってきました。
ピッチ外では輪に入れない子を見ては話しかけてあげる、バスでも率先して補助席に座るような優しいお兄ちゃん。
太郎賞の受賞は私からすると当然の受賞。
人の心を持ったサイボーグ…
いや、素晴らしい人間性を持ったサイボーグにこれからも期待してます。
最後にゴウキに一言。
まだまだ下手くそすぎる!
下手な奴は練習するしかないんだ、もっともっと死ぬほど練習しろ!!
お前はもっともっと成長出来る。
チョンコーチ