2018年に税理士試験に官報合格、
2019年に税理士登録、
2020年に二児の父となり、
2021年に転職・移住の決断、
2022年に転職・移住・マイホーム購入
2023年、父肺がんの手術、自分はパートナーへ昇進。
なんかバタバタやってたらブログの更新も2年半ぶりになっていました。
ブログをやっていたときは税理士試験という目標に向かって、
過去の青春時に沸き上がった情熱と、
夢に向かうワクワク感を、
現実的な目標である税理士試験に向かう動力となるように、
自分なりに整理するという大きな目的があってやっていました。
その中では夢を見すぎて、勉強に集中できないというようなことのないように、
日々の生活では目先の現実を処理することに集中するような意識づけもしていました。
それは勉強中だけではなく、仕事中においても同様でした。
あれもしたい、これもしたいと欲張っていたら時間が足りなくなるからです。
家族のことを考えて、
一昨年末に北海道に引っ越しました。
そこそこに広い新築の家に住み、子供たちがのびのび遊んだりする環境としてはすごく満足しています。
東京にいたら実現しない生活を手に入れられました。
転職については、
やはり職場職場における文化も違えば、そこで使っているシステム・書式・権限移譲の方法も違うため、
馴染むまでには半年以上かかったなぁという感じです。
非常に苦労しました。
前職ではある程度、マネジメントに集中できる環境を用意してもらっていました。
なので、遊びの時間(本当に遊ぶのではなく、空白の時間を意味します)があった。
現職では、かなりのボリュームの直接的業務を行いつつ、マネジメント能力を期待されるため、
もともと税理士試験に集中したいから残業しないくらいのボリュームで仕事したいとやってきた僕の感覚からすると、
めちゃめちゃタスクあるなぁ!!という感じです。
ただ、そんな中でもしっかり業務にはキャッチアップできましたし、
今では事務所全体の教育研修を行う立場まで信頼を勝ち取ることができています。
現職は東京に本社がある税理士法人で、僕はその札幌事務所のマネージャーとして採用して頂いたのですが、
来月からはパートナー(経営幹部)に昇進が決まっています。
順風満帆だなーと思います。
ただ、ちょっと困ったことがあって、
ワクワクしない!!
ということなんです。
別に鬱とかそんなんじゃないのですが、
とにかくワクワク感を東京に置いてきたようなのです。。。
税理士試験についてはこのブログに書き殴っている通り、
他の官報合格者に負けず劣らずやりこんだ自信があります。
まだまだ不勉強のこともいっぱいありますが、最低限以上の知識があるという自負はあります。
知識をつける前の方が勉強に対するワクワク感があった。
対クライアントにおける業務についても、
自分流のやり方はある程度確立しているし、
クライアントに合わせた業務のカスタマイズは慣れたものです。
クライアントにうまく合わせられず、信頼を得られないと思っていた時期の方が燃えるものがあった。
組織内で信頼獲得については、
前職でも最年少ながら経営幹部まで上り詰めた経験もあるため非常に強い自信があります。
どのような言動行動を行えば、組織内で信頼を得られるのか?を考えることは今や最も得意な分野だと思っています。
どうやったら信頼してもらえるか?
コンセンサスを得て、組織として動きを作るためにはどうすべきか?
こういうことをその組織に合わせて、考え、実行することができることは自分の夢と相違がないはずでした。
だけど、なんか違う。
これは・・・
賢者タイム???笑
いや、まさにこの表現が正しいように思うのです。
マテ、表現は正しくなくて、意味合いとしては正しいということか。。。
人それぞれいろんな人生があって、今だに青春中!!と言っているイケてる大人もいらっしゃることかと思いますが、
僕については、
自分の心の糧となるような経験(≒青春)は、学生時代がメインでせいぜい税理士試験がそれに当てはまるのかなと思います。
原体験的なね。
そうすると、この青春時代の記憶や今の自分に与えるインパクトというのが年々薄れていくような感覚を最近感じてるわけです。
20代の時は明らかにこの青春時代の延長線上にいて、そこからのパワーを原動力として動いていたのですが、
最近はそれを感じなくなっていた。
だって、冒頭に書いた通り、色んなことがありすぎたんだもん(コロナも含めて)。
その色んなことをなんとか処理するのに必死になっていると、
そんな青春時代のなんたるかを考える余裕もなくバタバタと過ごしてきてしまったなぁと振り返って思うわけです。
僕は間違いなく、夢を追いかける人でした。
それは青春時代に色んな体験ができたことによって、
自分自身を分析して、こんな風になりたい!!というところが出発点でした。
夢は漠然としたものでした。
でも税理士試験に合格し、税理士となり、昇進してだんだん現実感のあるものとして近づいてきている中で、
少なくとも東京時代ではすぐそばに感じていた夢が、
今は姿を消してしまって見失っている感覚になっているのでは??と最近になって気づいたのです。
夢の姿を見失っていることに気づくのに1年半かかりました。
新しい組織に馴染むためには自己犠牲的なものも多少は必要になります。
他人の意思を尊重しなければ認めてもらえないのは当たり前です。
ましてや初めからそれなりの権限のあるポジションに入ってくる新しい人間は警戒されます。
そして、そこを上手くかいくぐりながら自分の意見も伝えていかなければ、何しに来たの?ということになります。
つまり、そんなことに気を使っていると、
そもそもの自分がこうありたい・やってみたい。みたいな純粋に湧き上がってくるものを無視することが成功の必要条件みたいになってきてしまっていたなぁと。
そんなことをしていたら、夢なんて見られるわけがない。
自分は今の組織でトップになろうと思っています。
なぜなら夢を叶えたいからです。
夢を叶えるために夢を見ない。って矛盾している。
高校・大学時代の友人・先輩等に合って当時のことを話をする機会があったのだけど、
その時に感じたのは、やっぱ当時の想いは今も何も変わらないな!ってことでした。
そんなわけで、これからはもっとわがままに生きようと決意したので、久しぶりにブログを書いてみました。
経営戦略上の合理的な判断がいつでも正解とは限らない。
壊して掴むみたいな勇気も必要かなと。
そういう責任を持った経営者にならないと、たぶん夢は叶えられない。
そしてその壊し方に美やら理想やらを周りに感じてもらえる人間性がなければ成功しない。
理屈で考える限界がこの辺な気がする。
人間性の部分は理屈で考えてもどうにもならない。
そもそも自分は理屈から入る人間ではなく、感覚から入る人間だったのに、
頭でっかちになりすぎてた部分があったのだろうと思う。
簡単じゃないけど、色々と悩むこともあるかもしれないけど、
たぶん、夢があれば超えられると思う。
夢は青春時代にあった。それは思い出せた。
今まで挫折はいっぱいしてきたけど、超えようと心から想って超えられなかったことはなかった。