カーター政権が残したインフレを抑制するためと、財政赤字の穴埋めのために発行された大量の国債を
消化するためには、レーガン政権は、高金利が要求された。
金利が高くなれば、諸外国から高金利商品を求めて大量の資金が流れ込み、ドルの価格も上昇した。
レーガノミックスの大きな柱である減税効果により、消費者の購買意欲が高まっていたところにこのドル高が加わり、外国製品の輸入は拡大した。
この結果貿易赤字の額は1971年 279億ドル、85年1221億ドル、87年1521億ドル、88年1185億ドル、89
年1094億ドルにまで膨らんだ。
米国の貿易赤字は87年以降、ドル安誘導の効果が出て極めて緩やかながら縮小している。しかし、湾岸危機後の原油価格の高騰は貿易収支悪化要因となっている。
原油の原単位効率の改善などに注力しなければ、原油価格上昇による貿易収支の悪化を是正することは容易ではない経済体質を持っている。
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