朝、薄曇りの空の下を自転車で走る。
今日は、公立高校の受験。
いつもと違う様々な制服が歩いて行く。
心で呟く『頑張れ!』
15の春は、晴れやかであってほしいと願う。

灰色の空に、不似合いな華やかな香りに気付いた。
深く深呼吸する。
沈丁花だ。
見れば、少し先の塀の上から、ちょこんと顔をのぞかせている。
毎年、この香りにホッとさせられる。
子供の頃、沈丁花の花びらを小瓶に詰めた事がある。
この香りをずっと持っていたくて。
大人の香水みたいに、瓶に詰めたら大丈夫だと思ってね。
当然、すぐに香りは消えてしまって、茶色くなった花びらに、がっかりしたのを覚えている。

春が来てるなぁ。
何の蕾をほころばせているのか。
いつ、花を開かせるのか。
クチナシ、木蓮、雪柳、菜の花etc.…。
桜までの花のカウントダウン楽しみだ。
書いてみようか?
何を?
わからないけど、心に頑張りが欲しい時、ドキドキ。イライラ。ワクワク。
文字にしてみよう。