06.22.2008 『職業、冒険家』 | 蹴り者 ~FC☆蹴の仲間たち~

06.22.2008 『職業、冒険家』

人の名前には、それぞれの想いが込められている。

オオエワタル。
“大”きい“江(海や川)”を“航”海する。
冒険家にぴったりの名前だ。

そう、彼は名前の通り、常に冒険をしている。

第一章、舞台は『神戸』。
小学校でバスケットに出会った彼は、中学、高校と強烈なキャプテンシーを発揮する。
伝説のサッカーチーム『清SHOW』では、ジーパンに通した長い足でゴールを量産した。

勉強、スポーツ、何をするにもスマートにこなし、冒険とは程遠いように見えた。
しかし、彼は人知れず冒険をしていた。

常連客となっていた美容院、そこで彼は冒険に出た。
彼がカリスマ美容師にオーダーした髪型は、伝説のファンタジスタ R・バッジオ。
大半のサッカー少年が憧れるであろうレジェンドの髪型を、彼はオーダーした。
ご存知の通り、簡単に真似ができるような髪型ではない。
しかし、そこは冒険家、やはり譲れない想いがあったのだろう。

カリスマの返答は「髪質が違う。」


第二章、舞台は『京都』。
ここで、冒険家の才能は爆発する。

引越しのアルバイトでは、悔し泣きをした。
住まいは京都の町家で、友人とシェアをした。
静岡の民宿に住み込みで働き、サーフィンに明け暮れた。
親切な人に車に乗せてもらい、乗り継いで東京までいった。
聖地、アンコールワットにいった。
ミラノの町、サンシーロにもいった。

冒険に冒険を重ねた彼の頭は、いつしか大泉洋のごとくクリンクリンになった。


京都に住んでいたため、FC☆蹴には実質、それほど参加はできていなかった。
ただ、参加をしたときには、持ち前の器用さが光った。
長い手足、バスケットボールで培ったスタミナとフットワーク。
そのディフェンスで相手を苦しめた。


数々の冒険をしている彼だが、根は非常に真面目で堅実。
常に器用でバランスの良いイメージだが、感情の切り替えが下手で不器用な面もある。

そんな不器用な彼が、大荒れの海を睨み、次の冒険に必死に挑んでいく。

第三章、舞台は『仙台』。
新たな冒険は、既に始まっている。

三十人の蹴者 42大江航

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