福島県郡山市保健所は11日、県内の畜産農家からブルセラ病の疑いのある乳牛1頭が見つかったと発表した。この乳牛から取られた乳は酪王乳業と県酪農協同組合のタンクに他の乳と混ぜられ、約176万パックとなって東北・関東の東日本全域に出荷されていることも分かり、全品の廃棄と自主回収を行っている。
 同保健所によると、自主回収の対象は、3~10日の間に製造された牛乳(賞味期限11~18日など)、ヨーグルト(同19~25日)など。
 ブルセラ病はブルセラ菌による伝染病で、牛、豚、羊などに感染すると流産を引き起こす。ヒトに感染すると発熱などの症状が出るが、抗生物質で治療できる。ブルセラ菌は牛乳製造時の通常の殺菌方法で死滅し、出荷時検査も行っているため、健康被害はないという。