ついに最後のブログになった.僕が今後海外一人旅をしない限りもう更新はありません.早くコロナが収まってかつ僕がホワイト企業に就職できることをみんな祈ってください.

そしてフィンランドの旅行は写真がほぼほぼ消えてしまってるのでまじで思い出せないともうのです.かろうじてツイッターに上げてた写真しか残ってない.悲しみ.もっと旅行自慢ツイートしとけばよかった.てかバックアップはとってなかったのかな.それすら覚えてない.

 

フィンランドの旅行もそれ以降の旅行と同じく行きかえりの飛行機だけ予約して後何も予約しなかったんだけどどうして急にそんなことをしようと思ったのかはよくわからない.えらいぞ大学一年の頃の僕.実際初めての海外一人旅でなんも予約せず2月の北極圏に行くのは強いと思うのです.そういえばこのときはまだリュックじゃなくてキャリーバックで行ってたのでバックパッカーではなかった.雪道をキャリーバック引きずってめっちゃ歩くのすごい大変でもう一生キャリーバックなんか使うかバカと思ってたぶんそれ以降使ってない.たぶん.

 

頑張って時系列で思い出してみよう.たしか安いからということでアメリカ経由でフィンランドに行った.だから大学の4回の旅行全部でトランジットでアメリカを通ったという.たしか中東経由の方が安かったけどさすがに怖かった.そういえばアメリカとカナダの入国にはオンライン申し込みできる簡易ビザが必要なんだけどそれを忘れててアメリカから出られない事態に陥ったことがあった.ちがうこれこの翌年のアメリカからカナダに行く時だわ.アメリカの空港でカナダ行きの便になぜかチェックインできなくて聞いてみたらカナダの入国ビザの申請をしてなかったという.たしか高2の時に修学旅行でカナダに行ったときはそんなの必要なくてそのせいで調べもせず行けると確信してた.で慌ててアメリカの空港で申請してちょっと待ったらチェックインできるようになった.今思えばこれめちゃめちゃ危なかったな.

 

アメリカでは特に何もしなかったと思うので首都ヘルシンキに到着.たしか到着してすぐ電車でヘルシンキの中心部に行ったんだけどすでにそこそこ暗かったので焦った.

緯度が高いから昼がめっちゃ短いってのもあるけど.この日は道端のホテルに入って空いてますか?って聞いて回って三軒目くらいで入れた.多分この旅行中にいろんなホテル予約サイトを見た結果booking.comに落ち着いた.今では信者.

 

翌日はヘルシンキ観光.初めてのヨーロッパなので最初はヨーロッパ風の街並みが面白かったけどわりにすぐ飽きた.これは土盛った中にある教会の上からとった写真.

それもあってヨーロッパの有名どころに行きたいという欲があまりない.ただ地震がないのはよくわかって恐ろしいほどに古いエレベーターがあってそれに乗るのはめっちゃ怖かった.大戦前の映画で出てくるようなぼろさだった.あとは普通に歩き回ったり教会にいったり.シベリウスパークとムーミンの作者のなんとかさん公園に行った.シベリウスパークのモニュメントはマジで謎だった.

特にシベリウスは推しではないのでフィンランド行ったけどシベリウス関連でみたのはシベリウスパークだけ.同じ日かわからないけどヘルシンキの港から船でちょっと行ったところにあるスオメリンナ島にいった.ここはたしか世界遺産で島全体が要塞になってた.ちゃんとゲームっぽい要塞で歩いててすごい面白かった.ただ島が広くて雪だらけなので人が一人も見えなくなったときは怖かった.

 

ヘルシンキから北のロヴァニエミというところへは夜行列車で行った.二人部屋の寝台列車を独り占めできた.寝台列車は映画とかで見たことあるだけで初めてだったのでこれもテンション上がった.ロヴァニエミについてからいろいろ見たらスキー場があったのでスキー場に近い宿をとった.フィンランドは山が少なくて普通のスキーよりクロスカントリーの方がメジャーっぽかったのでスキー場は珍しかった.このスキー場も山じゃなくてオウナスヴァーラの丘という丘にあった.

このスキー場はそんなに広くはなかったけど雪質はとてもよかったので丸二日スキーした.設置してあった温度計はたしかだいたいマイナス十数度くらいだった.このスキー場に一つTバーリフトというのがあって椅子に座るんじゃなくてぶら下がってる上下逆のT字のバーにお尻を乗せて滑りながら登っていくものだった.

最初これに座るのがむずくて近くのおばちゃんに助けてもらった.あと滑りながら登っていくのが楽しくてターンとかしてたら一回バランス崩して落ちた.そういえばこの時スキーする予定がなかったのにスキーしたからウェアなかったのでだいぶ無茶をしてた.でも一回もがっつりはこけなかった気がするのでセーフ.これからの人生でウェアなしでスキーするのはもうなさそう.ちなみにロヴァニエミはすでに北極圏なので運が良ければオーロラが見える地域.泊まった宿もオーロラが出たら電話くれて起こしてくれるサービスがついてた.一泊してスキーが楽しくて次の日別の部屋にもう一泊したけど電話は来なかった.電話がこなくてもホテルの屋上で空眺めてたけどオーロラはもちろん見えなかった.ちなみにやっぱり二泊するわってホテルの受付に言ったらすごい変な目で見られた.

 

列車が通ってるのがたしかロヴァニエミまででそこより先はバスしかなかったので深夜バスで移動.めっちゃ田舎でフィンランドのほぼ北端くらいのサーリセルカというところに行った.サーリセルカは多分1辺1キロくらいの正方形の町でそこより外は何もない感じだった.サーリセルカで泊った宿は貸しアパートみたいな感じで家電とかもついてて普通に住めるやつだった.たしかサウナもついてたけど僕はサウナ嫌いなのでこれ含めフィンランド旅行中はサウナ一回も入らなかった.フィンランドはサウナ大国なのでサウナ好きに怒られそう.この貸しアパートの鍵もらうのが大変で,たしか町のはずれにあるレストランのオーナーが持ってて,そこに行ってオーナーを出してもらって鍵をもらうというのだった.正確には鍵をもらうのではなくて部屋の番号と鍵の隠し場所と鍵入れの南京錠の暗証番号だけ教えてもらってあとは放置みたいな感じ.RPG感あるアルね.サーリセルカの観光案内所みたいなところで犬ぞりに連れてってもらった.たしかシベリアンハスキーとアラスカンハスキー両方いた.犬ぞりで想像してたよりは小さい犬だった.

犬ぞりは独身で一人旅してるイタリア人のおっさんと二人で乗った.なかなかスピード出てたし景色もきれいだったし段差でちょっと浮いたりとかなり楽しめた.犬がフンしながら走ってるのはちょっとかわいそうだった.サーリセルカでは犬ぞり以外は散歩しかしなかった.しかも散歩はオーロラ見えないかなと思って深夜にやってた.2月の北極圏の深夜なのでクッソ寒かった.常にダイアモンドミストっていう空気がキラキラして見えるやつだったけど特に大した感動はなかった.2泊か3泊して毎夜歩き回ったけどついにオーロラは見えなかった.

 

サーリセルカからロヴァニエミに戻る途中でサンタクロース村というバス停に止まった.当初は行く予定もなかったけど特にやりたいことがなくなって時間も余ってたので急遽バスを降りた.時間が余ってる当たり旅行力の低さを感じる.サンタ村はレストランと土産屋とトナカイ乗り場とサンタがいる場所があった.レストランではトナカイの肉を使ったケバブを食べた.そんなにおいしくはなかったけどよい面白土産話ができた.サンタに合うために15分くらい並んだ.ちなみにサンタに会うのはタダだった.並んだ列の横にサンタと有名人の写真が飾ってあって日本人の芸能人もいた気がする.誰かは覚えてない.サンタがいる部屋に一組ずつ呼ばれて一分くらい喋って写真撮って交代みたいな感じだった.サンタにはオーロラを見に来たのに見られなかったと文句を言ったらまた来なさいと言われた.たぶん二度と行かない.サンタの部屋から出たらすぐ写真買いませんかっていうすごい圧が来た.ただ写真の金額がありえん高かったので買わなかった.値段は覚えてないけどサンタなんだから良心的な価格にしてほしい.

 

サンタ村から普通にロヴァニエミに戻ってそっから夜行列車でヘルシンキに戻った.また寝台列車に乗りたかったけど自動券売機よくわからなくて適当にやってたら普通の新幹線みたいな席になったので寝づらかった.ヘルシンキでお土産を買って旅行はほぼ終わり.ヘルシンキから空港に戻る列車で時間が危なかったから切符買わずに乗ったら電車の中でとられた.まあそういう人よくいるみたいで普通に払えた.帰りの飛行機の窓から見た時に夜だったので町と町が道路でつながってる明かりが見えて日本とは違う空からの景色で面白かった.

 

これでついにブログに書くネタがなくなった.

また旅行に行ける環境が整うことを祈って.