研究室の先輩の実験で文章作成してるときの作業効率みたいなのを調べているそうで,論文書き終わって書く文章がないので超久しぶりにこれを書いてます.
ちなみにその実験あと10時間ぐらいやらなきゃいけないはずですぐに書き終わってしまいそうでどうしようかと悩んでいます.
あとカナダとフィンランドで終わりなのでそんなに時間かからない.
そもそも10時間も文章書き続けるなんで卒論修論くらいでしょ.
というわけで半年くらい前に書いた下書きからスタート.
大学2年の冬はカナダのバンフに行った.バンフはカナディアンロッキーとか呼ばれてるカナダの山の方の国立公園の中にある.僕のおばがカナダ人と結婚してその辺で住んでるので招待してもらった.おばが子供は欲しくないそうで子供はいないけどこの夫婦は僕が知ってるなかで一番素敵な夫婦.おばは若々しくて元気だし,おじはガチのジェントルマンだし,二人は仲が良くて料理も二人で作って二人で片づけしてた.いちゃいちゃしながら.いいなあ.しかもバンフに近いので毎週末スキー場に行ってスキーしてる.いいなあ.ちなみにおじは今は大工で昔は山の頂上にヘリで行ってスキーで滑っておりる客のガイドをしてた.スキーのガチプロ.旅行当時は家を作っていたので今頃は新しくできた家に引っ越してるかもしれない.もともと住んでた家もバンフからちょっと離れたド田舎だったからすごい広くてよかったけど.
というわけでバンフに一週間くらい行って,週末はこの二人と一緒にスキー場に行き,平日は一人で遊んだ.初日は雪山に登ったり,ハイキングしたりしたけどそれ以外はずっと一人でスキーし続けてた.全く関係ないけどこの旅行の途中でサマータイムが始まって,サマータイム初日は朝が早くてきつかった.行ったのたしか2月か3月だけどそれでサマータイムってネーミング変えてほしい.
トランジット
カナダに行く途中のトランジットで4時間くらいシアトルにいた.そういえばこの旅行の機内食は今まで食った機内食で一番まずかった.アメリカの航空会社の機内食はいつもまずくて完食したことたぶんないけど,この旅行の機内食のまずさは次元を超えてた.半分も食べなかった気がする.まあ酔ってただけかもしれないけど.でもしょっちゅう乗ってるおばも手を付けないといってたのでやっぱりまずい.空港についてからサンドイッチとかを食べた.シアトルではマリナーズのスタジアムに行ったり,有名な変な形のタワーに行ったり,市場とかいろいろ回った.
マリナーズのスタジアムの外壁にはちゃんとイチローの写真がでっかく貼られてた.道はかなり広かったのになぜか一通がめっちゃ多くて運転したくない町だった.あと海外でよくあるけど鍵を閉めたり開けたりするたびにクラクションがなるのであちこちからぷーぷー聞こえてきてうるさかった.急になるからびびるし.アメリカ住みたくねえ.スタバの一号店とかがあるはずだったけど特にその辺の地図とか標識に書いてなかったから行かなかった.帰ってからシアトルのスタバに有名な店があるのを知った.行っておけばよかった.
初日
スキー以外のことをした.たぶん高尾山よりちょっと高いくらいの山に登った.雪が積もってたので高さの割にはきつかったけど頂上からの景色はすごいよかった.いい感じの雪山.
上ってる途中で二人組を追い越し,20分後くらいに同じ二人組に追い越されたんだけど,そのときに"山から下りてるの?"って聞かれて意味をよく考える前にいえあーと答えた.5秒後くらいにあっうそだったじゃんってなった.この日は山から下りてからよくわからんハイキングコースを歩いた.森の中やら湖のほとりやら.特に動物が見えたりもせずそこまで楽しくはなかった.ただ雪積もった森の中歩くっていうのは雰囲気はよかったので雰囲気だけ楽しめたような気もする.
この日は買い物して終わり.この買い物で歯磨き粉を買いたくて,スーパーで日本でも見覚えのある文字列が書いてあるものを買った.その文字列はPOLIGRIP.そう、入れ歯安定剤.ミスった.ちゃんと説明読めばよかった.このポリグリップはまだ家においてある.内蓋は未開封で.欲しい人がいたら連絡ください。ちなみにバンフのあたりの移動は基本バスだったんだけど,地元の人はみんなプリペイドカードか乗り放題切符かなんかを使ってて,僕は現金で払いたかったんだけど,お釣りも出ないしカード使えないし両替もできないので何回も困った.コイン日本に持って帰っても困るので常にコインはなるべく使い切るようにしてたし.困ったときはだいたい運転手さんがもういいよ座りなっつってタダにしてくれた.
散歩
おばさんの家からバス停までとか,いい時間のバスがないときは歩いてかなり移動してた.そのなかで面白かったのは一番は電車.汽車かもしれない.荷物を運ぶ電車だったのでもう理解できないくらい長かった.2分くらい動画撮ったけどその間はずっと電車が通過中みたいな.日本で貨物列車ってどれくらい走ってるんだろう.知らんけどあんな長いのは絶対ないな.散歩中常に山見えてるのはとてもよかった.
スキー
あとはもうスキーの話しかない.バンフはでかい国立公園で,その中の3つの山がスキー場になってる.一つはバンフの町の近くにあるやつで日本にもよくある程度のサイズのスキー場なので行かなかった.残りの2つにたぶん3日ずつくらい行った.両方ともニセコ全山合わせた面積の倍くらいだと思う.国立公園はめちゃめちゃ広いので技術的にはいくらでもスキー場を広げられるらしいけど,自然保護的な観点でできてない.でも森林限界の高度を超えたあたりにスキー場を作ってるのでそんなに木は切ってないはず.ちなみに雪の量はそこまででもなかったけど雪質はめちゃよかった。2つのスキー場のうち好きだった方のマップはこちら.とても広い.この二つあわせて一つのスキー場.
スキー場のコースは日本と同じように低中上級の3つのと、その上に超上級みたいなコースがあった.超上級のコースの入り口はネットを張って小さくされてて,技術に自信のある人しか入らないでくださいとか,自己責任ですとか書いてあった.怖いので一人ではいかなかった.
これは普通の上級のコース.ある程度スキーをやったことがある人ならわかると思うけど地獄.1キロ以上端から端までこぶしかないコース.名前はパラダイスコース.ここ何回か行ってこぶの練習をした.今思えばこの旅行中がスキー力のピーク.
一日だけおばさんのお友達集団とスキーをした.マジでガチプロだった.スキーの競技であるこぶを連続ターンでいくやつをおばさんおじさんたちがみんなやっててすごいねーってほめあってた.そんなおじさんになりたい.このおばさんたちの子供が多分小4くらいで連れまわされて強靭なスキープレイヤーになってた.体が軽いからか知らないけどこぶがあるコースを直滑降しても余裕そうだった.けっこうなつかれてワンピースの話やらをした気がする.みかんの皮をくるくるさせながら一回で向むいたら尊敬のまなざしを得た.
このおじさんおばさんたち(子供は危ないので別)に連れられて超上級のコースに一回だけ行った.マジで死んだ.今まで日本で一番急だったコースのどれよりも断トツで急だった.普通に40度超えてた.一回ターンしたら止まるためにブレーキしてる間に20メートルくらい進んでる感じ.超怖かった.一人で入っとかなくてよかった.ちなみにそのお友達集団の中の一人のおじさんはさらにガチプロで別行動で一人で超上級コースを行ってたんだけど,こけて板がどっかいっちゃってなくしてた.板一本だけ抱えてとぼとぼ歩いてるところを見つけた.
ただカナダなので?くそかっこいいガチプロはちらほらいて,ありえん高くジャンプしてリフトにタッチしたり,ぐるぐる回ったり,バック転したりしてた.そりゃこんな人たちはニセコ行ったらコース外でてわちゃわちゃするわなという感.
これでカナダ旅行の話は終わり.とりあえず海外にスキーだけしに行ったという武勇伝ができてよかった(?).





