Facebook広告には、他の広告にはない素晴らしい点が3つあります。それぞれについて解説しましょう。
1,ターゲットを詳細にしぼれる
広告の配信設定をするときに、広告を表示する対象を詳細に設定することができます。いわゆるセグメント広告と呼ばれるものです。
設定できる項目は、国、地域などのエリア情報、年齢、性別、婚姻状況、恋愛対象、学歴などなど。
特に「好きなものと趣味・関心」では、ユーザーがファンになっているファンページや、プロフィールの「活動」「趣味・関心」「好きな音楽」「好きなテレビ番組」「好きな映画」「好きな本」で登録した内容を指定することができます。
ここまで詳細に設定できるのは、Facebookが実名登録にこだわったからです。実名で登録せざるを得ないならば、ユーザーはプロフィールも本来の自分に近い情報を登録します。
これによって、まさにピンポイントのターゲットに広告を表示させることができるようになったのです。
「ページビュー至上主義の終焉」という記事では、これまでWebサイトの評価はページビューが重要視されていたということを書きました。例えば、広告収入モデルのオンラインメディアなどにとっては、ページビューというのが広告出稿をしてもらう上で重要な指標であったのです。つまり、月間100万ページビューのWebサイトよりも、1日1億ページビューあるWebサイトのほうが見る人が多く、それだけクリックする人の数も増えるので、広告効果が高いというように判断されていたのです。
しかし、1日1億ページビューのWebサイトを見る人の属性はバラバラで、かえって広告としてアプローチしにくいという問題がありました。1億人に広告が見られたとしても、広告をクリックして期待するアクション(購入、登録など)をした人が0人ならば広告の効果もゼロになってしまうのです。
Facebook広告は、対象を限定することで、その広告の情報を必要としている人だけに届けることができるため、1,000インプレッション(広告が1回表示されることを1インプレッションと数えます)で、100アクションが返ってくることもありえるのです。
2,ソーシャルグラフを最大限に利用
広告の例をもう一度見てください。クリエイティブの下に「◯◯さんがいいね!と言っています」「◯◯さんが出席する予定です」と表示されています。これは、自分の友達がそのファンページのファンだったり、そのイベントに参加する場合に表示されます。
Facebookでは、友達の◯◯さんが・・・という情報が付いた状態で表示される回数を「ソーシャルインプレッション」、友達の◯◯さんが・・・という情報が付いた状態でクリックされた回数を「ソーシャルクリック」と呼んで、通常のインプレッション、クリックとは分けて考えます。
ただのファンページと、友達が「いいね!」と言っているファンページが表示された場合、どちらのほうが訴求力があるでしょうか。あるいはただのイベントと、友達が出席すると言っているイベントでは、どちらのほうに参加したいと思うでしょうか。
このソーシャルグラフを使った広告の威力ははかりしれないものがあるでしょう。
3,自分で自由に管理できる
ある程度の予算を投じてオンライン広告を掲載したことのある方ならご存知でしょうが、世の中には広告を掲載するメディアと広告を出稿したい企業との間を取り持つ代理店というものが存在します。
仲介役の代理店があるおかげで広告配信がスムーズにいくというメリットも大きいのですが、そこでマージンが発生したり、広告の条件を変更するのが手間だったりという側面もあります。
しかし、フェイスブック広告では、広告の設定、予算の設定、期間の指定、条件の変更、広告の中止、再開などがすべて、広告を出稿する人が自分で決められます。その操作もFacebookのインタフェースを使ってとても簡単にできます。これもとても大きなメリットであると思います。
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