この度の第25回全日本高等学校女子サッカー選手権大会に際しましては、沢山の激励やお祝いのメッセージをくださり、誠にありがとうございました。
遠路はるばる多くの方が駆けつけてくださり、熱い応援をいただきましたこと、また、テレビや職場やご家庭でも多くの声援を送っていただいたことが、部員達の力や勇気となり、走り続ける原動力となりました。
 1996年に9人からスタートしたサッカー部でしたが、多くの方々の関わりとご協力があって、21年目にして、大きな壁を乗り越えることができました。
長きにわたり、温かく見守り続けてくださいました理事長先生、歴代の校長先生、部員たちを様々な場面で支えていただいた中学高校の教職員の皆様、横須賀学長先生はじめ法人本部や十文字学園女子大学の皆様、十文字学園女子大学幼稚園、歴代の後援会みなさま、発足から今までの卒業生… 弱小チームでありながらいろいろ経験する場を与えてくれ、多くを学ばせていただいた東京、埼玉をはじめとした全国の高校女子サッカーの先生方。 東京都サッカー協会の方々や、男子高体連そしてTFA 指導育成部会、JFAのインストラクターの方々、なでしこリーグ関係者、チームサポート企業のみなさまと地域の住民の方々…。全ての方々に、あらためて心より厚く御礼申し上げます。

 今大会に入ってから決勝戦終了まで、部員たちは成長し続けました。ピッチ上の選手たちはエネルギッシュに躍動し、他方精神面では落ち着いて集中力がある、フローな状態を維持できました。また、スタンドから応援した部員たちは、全身全霊サポートし、一体感を持って応援してくれました。そのエネルギーの原動力は、チーム全体の強い思いと、応援してくださった皆様の活気・熱狂・団結でした。スタッフと59名の部員たちが、結果だけを追い求めるのではなく、勝つための最善の準備に邁進できたことが、今大会の勝利の要因でしたが、その背景には、部員たちのテクニックやスキル、そしてフィジカルの向上、そして、それだけでなく、精神面の成長がありました。これは、学校や各ご家庭での、学業や生活のサポート、練習環境や時代に合った体制つくりなどを、長い時間かけて整備し続けていただいた学園のサポートがあってのことです。
本大会では、優勝という最高の結果を収めることができましたが、ここまでに、21年間、皆様とともに積み上げつづけた大きなレンガの土台が有り、最後のレンガを一番上におかせていただいたのだと思っております。今後は、また皆様に応援していただけるようなチームを、顧問・スタッフ一同でつくり始めてまいります。トップチーム・大学・高校・中学・ジュニアユースそれぞれの場面で、今後とも、なにとぞ応援のほど、よろしくお願い申し上げます。  ※写真提供;サッカーダイジェスト

中学高校サッカー部顧問、スタッフを代表して
石山隆之