12月に行った弘法市で、バックを作ろうと思って、柿渋染めの酒袋を買っていました。
今使っている腰バックは、教えてもらった通りに用意された布で作ったものだったので、今度は和の素材で形も中に入れるもののサイズに合わせて使いやすいように作りたいとずーと思っていました。
それで、デザインを考えるのに時間がかかりました。
その結果出来上がったのがこれです。
いろいろと私なりのこだわりがあります。
まず一つ目は、ベルトの長さは、腰バックにもショルダーバックにもなるように作っています。
柿渋の布がとても厚く堅い布で縫えるかどうか心配でしたが、何とか縫えるように柿渋の布は2重にならないように、ベルトも絣や土佐紬の布をつなぎ合わせて、くるむようにしました。
2つ目は、必要なものがすぐ取れるように、ファスナーを付けずに、ふたを被せて磁石でとめるようにし、ふたを開けたところに携帯とペンハンカチが入るようにパッチワークしたポケットをつけたこと。
そして、内袋には、ポケットテッシュを入れるとそのまま取り出せるように工夫しました。
3つ目は、鞄の幅が広がりすぎないように、飾りにもなるように、あわじ玉を作って付けたことです。
柿渋の布が分厚すぎてミシンの糸が切れたりもつれたりして、思うとおりには出来上がりませんでしたが、愛着のあるバックになりました。