
軸上下スコスコをするとしばらく異音はしないのだが、長時間使用しているとまたしてもカタカタ音。ときには静かにときには盛大に「カタカタ」。久々に電源を入れると音が出ないが、時間がたつと音の大小はあれどカタカタ。
そもそも普通の縦置きATXケースではグラボのファンは下方を向くもので、PCI-Exスロットの向きが全く逆さ構造のMacProでは上向きになる。その時点でリテールファンとしての使用想定から外れている気もする。それにこのサイドフロー型ファンというのはエアが軸に対して放射状に出るようになっているので、軸方向にエアが流れる通常のファンのように浮力が生じない。浮力が生じるのであればファンはマウントから離れようとするので自ずと浮いた状態で回るため摩擦は少なくなるはず。そのへんが異音と関係がある気がしてはいた。
カバーを外す。
4本のヒートパイプがフィンを貫いている。
問題のファン。これ以上はバラしようがない。グリスを塗るような場所も見あたらないしあったとしても届かない。
隠しネジとか探したが、ない。カタカタと何かに擦れるような音は一体どこから出ているのか。よく眺めてみる。
ここだびょん。ファンのケーブルがかすかにフィンに触れている跡があるここはちょうど熱収縮チューブで覆われた部分だ。
ケーブルが黒いパネルから浮かないように接着剤でくっつけられているのだが、それを剥がすと・・・
結構接着剤がてんこ盛りでケーブルが浮き気味になっていた。
固まった接着剤をドライバでこそげ落とした。
そのあと再接着。ケーブルは前よりもしっかりと溝にはまるようになった。一応テープで覆うが剥がれるとこれも異音の原因になるのでそのうち剥がそう。
で、結果は狙いドンピシャのようだが、もうちょっと長時間運用してみないとわからない。
原因は予想の域を出てはいないが、1)ファンケーブルの接着剤が多すぎてケーブルがフィンに触れていた。2)はじめは触れていなかったが熱収縮チューブに熱が加わって徐々に変形を来してフィンに触れるようになった。とまぁこの2点が一番説明しやすい原因だろう。ATXボードでファンが下向きの場合、重力でフィンはケーブルから離れるようになる。つまりMacProでこのPC用リテールファンは注意しないとケーブル接触を起こす可能性があるってことだろうか。世の中にはMacProみたいな逆さ向きATXケースもあるのでそのへんはしっかり設計されていると思うんだけど・・・。
蛇足:そういや最近「BTX」ってみないね。完全にポシャったよね。