はじめに:いくら革具店さんに直接電話やメールを出しても実機がないと作れません。
職人さんたちの迷惑になりますのでお控えください。


福岡から帰ってきても亀屋さんから電話がこない。仕方ないので仕事帰りに直接店に行って訊いてみることにした。
すると職人「あーおたくさんの電話の控え無くしちゃって電話できなくて困ってたんだよ~」。大丈夫か職人!
で、モノは出来ているとのこと。ホッとしたw。

原型はほぼ前作のまま。
裏面

前作との大きな違いは1枚の革のみで作られていること。
厚さ3mmのヌメ皮は程々に弾力があり、MBAをしっかり守ってくれそうだ。

前作のようにタイトではない。

厚紙を挟みこむような作業をしていないので革のみの平面はどうしても歪む。
だがそのかわり崩壊するリスクはかなり低い。

ステッチもかなりしっかりしている。

さすが馬具屋だ。

左端は中縫。MagSafeもOK。
右端は外縫。

MBAはちょうど革の上端ピッタリに収まる。

いい仕事してるぜ職人。
ヌメ皮は表面加工されていないのでこすれたあとが納品の時点でついている。
あとはひたすら使い込んで味のある色調になるのを待つ。これが実に楽しみだ。毎日持ち歩きたい。
無骨なように見えて実は精密でかつ頑丈、職人の技が活きている。こういうのを待っていたんだよ~。

ストラップホールは前作同様。

ちょっとしたアクセントになる。

ブログにコメントをくれたYoshiさんの分もできていた。

ちなみにこっちは無刻印。

刻印は自分のケースのもの。

左が亀屋革具店のマーク、右は桜の街・弘前産であることを示すためにボクが頼んだ。
ちなみにアルファベットであれば名前の刻印もできるらしい。
裏の上端にあとでネーム入れようかな。

型などはとっていないので同じものを作るのにはMBA11.6の実機が必要。要するにワンオフ製作だ。
どうも前回のエントリをみた人がひとり直接亀屋革具店に電話をしたようだが、実機がなければ無理だ。(追伸:その後1人ではないと聞きました)
今回のケースの価格も職人の言い値なのであえて公表しない。
もし同じようなケースが欲しいというのならば自分の地元の革具店に相談するか直接亀屋皮具店に実機を持参して相談しよう。

10人以上集まるなら実機の提供に人柱になってもいいけど、10人ぐらいになると色々注文つける人とか出てくるし、どうしようかな。
とにかく最初に書いたように直接連絡とっても意味ないので職人さんに迷惑だけはかけないでいただきたい。

追伸:前作の製作を依頼した京都丑やさんが似たようなデザインのケースを販売始めたようです。革ケースが欲しい!という方はそちらもご検討ください。それでも亀屋さんのがイイ!という方はfcg3387@goo.jp(半角)まで連絡ください。