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以前からお世話になっている北海道美瑛の写真家菊地春夫氏がちょうど京都に来ているというのでお会いすることになった。
何でも知人のところに遊びに来ているとか。もちろん写真も撮っている・・・ってカメラがGH1、そしてTM750・・・どうしちゃったんですか師匠。

数週間前にメールが来て最近動画を手がけることにしたという。いや、前から業務用HDVで撮影していたのは知っているしDVDだって出している。それがなんでまた改めて?と、今度はなんと3Dにチャレンジするとのこと。三脚立てて風景を動画として撮るなら誰でもできるが、さすがに歩く3D動画をやっている人は少ないだろうとボクのSteadicam Merlinを試用したいとの連絡だったのだ。てっきり美瑛の撮影でしか使わないのかと思っていたら・・・

わはは、持ってきている。

panasonicのHDC-TM750はコンシューマー向けのAVCHDムービーだが、3Dレンズを装着できるのもウリだ。たしかにこれでSteadicamを使った動画は面白そうだ。ただ、遠景が多い美瑛の大自然を3Dで撮るというのはなかなか難しい。実際には手前に何かあることで遠景との距離差をもって3Dを実感させるという方法になるだろう。あるいは遠景ではなく麦畑やヒマワリ畑の中を動くとか、そうなるとSteadicamの本領発揮となる。畑の中ではドリーは使えないし。

しかしこの3Dレンズをつけると重量増もだがかなりフロントヘビーになるのでバランス取りが難しい。さらにこのレンズは35mm換算で60mmぐらいになるためちょっとの揺れも画面に大きく出てしまう。そうなるとGH2/GF2+12mm 3Dレンズの方が安定した動画を撮れるのかもしれない。その方がMerlinのバランスもとりやすい。

P1010833.jpg この花見小路のような場所なら遠近感も出るだろうな・・・

今後の3D環境の普及がどのくらいになるかも問題なだけに無駄な投資は避けたいというのはプロアマ関係なく考えるところ。Merlinの使い勝手によっては自分で導入も考えているようだ。
自宅に3D再生環境がないこともあって今ひとつ食指が動かないのだが、編集環境も含めてちょっと勉強してみようかなという気にボクもなってきている。相も変わらずコンセプトは子供の成長記録なワケだが、過去に撮った3D動画も改めてみると確かに面白いんだよね、3D。