1990年にケイアミューズメントリースから発売されたファミコンの怒III。
元は1989年に登場したSNKのアーケードゲーム。
トップビューのスクロール型アクションゲームでシリーズ3作目です。
ところでケイアミューズメントリースってケイの後に「・」入れたケイ・アミューズメントリースとどちらが正しいのだろう?←どうでもいい
1作目は世界征服を企む秘密結社を相手に特殊部隊のラルクとクラークの二人が武装した人間や兵器を相手に戦場で戦うという映画「ランボー」のようなミリタリーな世界観。
2作目のはラルクとクラークが旅行中に時空の歪みに巻き込まれてしまい異世界で人類ではないモンスターと戦うSFチックな世界観でした。
そして今作は・・
世界征服を企てていた悪の秘密結社「クライムゴースト」に誘拐された大統領の娘のエリスの救出と、クライムゴースト壊滅を目指すという前作に比べるとベタな設定になってます。
主人公は今作もラルクとその相棒のクラーク。
ラルクは青い方です。
ちなみに箱の裏に描かれた二人。
箱の表と裏でイラストのテイストがまったく違うのは
ファミコンあるある
戦場もジャングルや荒野っぽいので1作目に近い感じです。
ただ大きく異なるのが戦い方。
怒シリーズといえば、マシンガンや手投げ弾でバチコンバチコンするイメージですが、スタート地点で登場した主人公のラルクの姿を見れば一目瞭然。
武器は己の肉体です!
道中で機関銃や手投弾といったアイテムを取って攻撃もできますが、基本は肉弾戦。
武器を持たず殴って蹴って敵を倒していきます。
敵も多くの者が武器を持たずにファイティングポーズで迫ってきます。
この絵はちょっとシュール...
何しに来た?
敵はわらわらと出現しますが、ライフゲージ制で回復アイテムもけっこう落ちてるので、慎重に戦っていけばミスせず進んでいける感じ。
ただ、たまにいる武器で攻撃してくる敵の弾に当たるとライフがどれだけあろうと一撃で死んでしまうので注意が必要です。
ステージの最後にはボスが現れます。
画像はステージ1のボス!戦車かな?
もしかして戦車も素手で殴るのか!?
と、期待が高ぶりますが、戦車にはマシンガンで挑みます。
ただ、戦車の装甲はマシンガンでもまったく効かないので砲台の装甲がパカッと開いた部分に撃ち込む必要があります。
無闇に戦ってるとなかなか倒せずムズって感ですが、繰り返し戦い攻撃パターンや安全地帯が分かってくると撃破できる難易度になってます。
1作目の理不尽過ぎる難易度に比べるとかなり遊びやすくなってると思います。
ダブルドラゴンっぽいベルトスクロールアクションゲームな要素も感じられ爽快感も増してますよ!