1994年からアーケードで稼働していたカプコンのパワードギア。

PS4やニンテンドースイッチなどで発売された「カプコン ベルトアクション コレクション」に収録されており、家庭用ゲーム機では初移植となった本作をプレイしてみました。




自らをサイボーグ化し最強戦士になりたい元公国軍大尉のアズラエルが、数千のサイボーグ兵士を引き連れ反乱を起こした!軍の兵器を強奪し首都を襲うと民間人を連れ去り始めたのだ。

こっこれはまずいぞ!とライア星は地球連合政府に助けを求めた。

地球連合政府は最新鋭の機動兵器により編成されたエリート部隊「ブラッディーアーマー」を中心とした軍隊を編成し、サイボーグ部隊の一掃と民間人の救出を目的としライア星へ降り立った。

しかし、その作戦にはライア星の制圧という裏の目的が隠されていた・・


というようなストーリーです。




ゲームは巨大ロボットを操作して戦うベルトスクロールアクションゲーム。

ロボットとそれを操縦するパイロットとという組み合わせで、最大3人まで同時プレイができます。




これはプレイヤーキャラの一人りであるジェフ=パーキンス中尉が搭乗するロボット。

メカデザインかっこいいです。
装甲騎兵ボトムズやフロントミッション、ガンダムシリーズで言うと鉄血のオルフェンズのような陸戦でリアルな戦場で戦う兵器といった感じです。




こちらがジェフ=パーキンス中尉のキャラクタープロフィール。

ロボットに焦点が当たりがちですが、ゲーム内では搭乗しているキャラクターの会話でゲームが進行していくので重要な役回りをしています。





ベルトスクロールアクションゲームの多くが人間を操作し、パンチやキック、敵が落とした武器を拾って攻撃というものが多いですが、本作はロボットを操作するということで、火力の高い攻撃の応酬が繰り広げられるド派手な戦場が展開されていきます。




倒した敵のパーツを装備することでロボットの見た目や攻撃する武器なども変わり、協力プレイではロボット同士が合体し超巨大ロボットで戦うなんてこともできます。




兵器と兵士が入り混じり戦うような展開も!

巨大兵器の前に銃で応戦する兵士達のあっけなく散っていくさまにリアリティを感じます。


プレイするまではリアルタイプな巨大ロボットということで、操作感や一撃一撃の攻撃が重たいイメージを持っていたのですが、実際は巨大ロボットにしては動きが軽すぎるかなと思いました。

操作性の軽快さはいいんですが、もうちょっと攻撃時の痛快感みたいのがあればなぁと。
少し大味に感じました。




ただ、この展開とスピード感は贅沢の極みですよ。

敵の兵器のデザインも抜かりがなく、めちゃカッコイイのですが、この兵器達をよく観察する間も与えてくれないですから!




人間とロボットの関係や、ロボット好きが喜びそうな演出など、こだわりが高く感じられました。

ベルトアクションコレクションの発売がなかったら、プレイする機会がなかったのかもしれない・・そう思うと考え深いです。