1993年にザムスから発売されたスーパーファミコンの「超時空要塞マクロス スクランブルバルキリー」です。

ザムス?聞いた事ないメーカーと思われるかもしれませんが、バンダイ(バンプレスト)グループの会社で、他にもスーファミ版「鉄腕アトム」なんかも発売していました。




西暦2009年の地球人類と異種族ゼントラーディとの宇宙戦争で、人類がアイドル歌手「リン・ミンメイ」の歌により滅亡の危機をかろうじてまのがれるも、2010年に再びゼントラーディ軍に攻められてしまうというストーリー。


ゲームは横スクロールのシューティングゲームです。




プレイヤーはアニメでお馴染みの一条、マクシミリアン、ミリアからキャラクターを選びます。

それぞれのキャラクターが搭乗する機体は、一条機はバランス型、マクシミリアン機は防御重視型、ミリア機は攻撃重視型と性能が異なります。


主人公達が搭乗するのはバルキリーという名の戦闘メカです。

バルキリーは可変戦闘機であり、飛行機、手足が生えた飛行機、人型ロボットといった形態に瞬時に変形できるのですが、ゲームでもバッチリ再現されています。




左からファイター、ガ・ウォーク、バトロイド。

ファイターは前方への攻撃が得意で、コンパクトな機体であることから被弾しにくいといった特徴があり、反面バトロイドは攻撃は受けやすいが火力は高いみたいな特徴があります。

ボタンひとつで瞬時に変形できるので要所で使い分け、マクロスらしく変形を生かしたプレイができるのが醍醐味です。

極力変形せずに自分の好きな形態を極めて攻略していくのも楽しいかもしれません。





アニメ原作のシューティングゲームというと、何か嫌な予感してきそうなところですが、そんな心配はまったく無用な、傑作シューティングゲームだと思います。


細かく書き込まれた背景にこれ見よがしな多重スクロール。飽きのこない派手な演出と展開の数々。




難しいのだけど、先に進みたくてしょうがない。

自分なんかはテクニックが乏しいので、最後のステージまでプレイできない歯がゆさにうちのめされています。




敵の出現や攻撃にはパターンがあるので、繰り返しプレイしパターンを読む事で先に進めるようになります。

ただ、1ステージが長めで、ライフ制ではあるけど一機撃墜されるとゲームオーバー(コンテニューあり)なので、パターンを覚えるのも苦労します。

自分なりにパターンを書き込んだ攻略メモを作りながらゲームを進めていくというのもいいかもしれませんね。




マクロスには興味がないし、ストーリーも登場人物もまったく分からない!という人でも、いちシューティングゲームとして十分楽しめる内容のゲームになっていると思います。

シューティング苦手な自分でもちょっとおすすめしたいゲームです。