今回はスペインでのユース・ジュニアユース世代の練習環境を説明します。


スペインでも昔はストリートサッカーがあったようですが今ではすっかり見なくなり、殆どの子供はクラブチームでサッカーをしています。

日本のような部活動はなく、授業後のスポーツは学校とは別のスポーツクラブで行うのです。

サッカーの場合は街の各地区に点在するクラブが活動の場になりますが、各クラブが抱えるチームは4~5層から構成されるリーグ戦に参加しており、選手は自分のレベルに合わせて毎年、クラブを変える事もよくあります。

出場機会に恵まれないなどの理由でクラブが登録抹消手続きを了承した場合はシーズン中に他チームに移動し新しいクラブでリーグ戦に参戦することも出来ます。

1シーズン(9月~6月まで10ヶ月)の費用はクラブ毎に異なりますが、実際にはトレーニングウェアの購入代が含まれているかどうかなどの差があるだけで最終的に1シーズン500~600euro(約7~8万円)となります。

日本と違う点は全てのクラブにロッカーがあり、選手はそこで着替え練習後にはシャワーを浴びて帰宅するという点です。

また、バルセロナがあるスペインのカタルーニャ州では5年がかりの計画で州内の全てのグラウンドに最新の人工芝を張る計画を行い、2010年現在でその計画がほぼ完了しています。