小説風の日記です!
友達に誘われてボウリングに行くことになった。
小学の時の友達で、そいつの名前をKとしておく。そいつと2人でボウリングへ行くはずだった。
久しぶりに会う友達とのボウリングを楽しみに、駅へ。すると、
「あ、いい忘れてたけど、スペシャルゲストを呼んである」
友達はそう言った。
こいつのことだ。どうせ男だろう――考えが甘かった。
そこに現れたのは同じく小学の時の友達2人。だが、男ではない。僕の目と記憶が正しければ、こいつらは女子だ。 男の娘でないだろうし、正真正銘、女性なのである。
僕は極度に女性が苦手である。男子校の生徒だからであるのと、元々の性格。だから極力、女性との行動は控えたいところだ。
しかし、男子2人に女子2人……一見するとダブルデートにも見えなくない構図。だからと言って、決してリア充ではないのだ。
これから、数駅離れたところにあるボウリング場へと行くことになった。集合したこの駅にもボウリング場はあるのだが、Round-1の会員証を持っているKが数駅離れた場所を選んだらしい。
★
電車に乗るためにホームへ。僕は恥ずかしすぎて逃げてしまった……。なんとか誤魔化そうと、電車の液晶を撮影して、「いや~珍しい電車でさ~」と言った。本当に珍しい電車で助かったよ……。Kも電車好きだからな。
「二人、変わったよね」
「たしかにね~」
二人の女子――AとEとしておく――が喋っていた。偏見かもしれないが、女子は電車の中で騒いでいることが多い。聞こえてますよ。
この時、僕はいろいろな思考を巡らせていた。AとEがKと僕のことをどう思っているのかを。
まずは服装。服装には意気込みや思考が無意識の間に現れてしまうだろうから。
AもEもカジュアルな服装で、下はデニムパンツ……スカートじゃないのか……。いや、何考えてんだ僕は。ボウリングに行くのだから当たり前だろうに……。
色々と分析してみる。まず、こいつらはKにも僕にも何の感情も抱いていないし、抱く可能性もないのだろう。まあ、デートじゃないし、心理学的にも分析は難しいけど。
次に声のトーン、態度。クスクス笑ってるし、大笑いもしてるし……はい、決定。気持ち悪がられているor眼中にない、以上。
というか、僕は何を分析しているんだろう……。こういう面が評価されていないことぐらい自分で分かっているはずなのに。
目的の駅はすぐについた。所要時間は8分ってところか。この後はRound-1のシャトルバスに乗るわけだが、ここからは僕は場所を知らない。全てはKが知っている。
僕達はバスに乗った。
★
バスはよくシャトルバスに使われているような、ワゴン車の大きいような形のやつ。名前はなんていうんだったか……?
女性陣は運転士の真後ろに座ったが、男性陣はなぜか後ろに行くことになった。Kは一番後ろが好きらしい。
10分ほど乗車して、Round-1に到着した。
Round-1は始めてだった。AとEもそうらしい。
受付手続きをして、準備をした。さて、ボールはどの重さを持ってくるかな……。
ん!?こいつが――Kが――鞄からボールを取り出している。え、えーと……?
「ああ、これ?マイボール」
――うわ、こいつ自分のボールを持ってきてやがるよ……。
ここで分かったことがある。Kは僕を単なる踏み台にしようと思っているんだ。Eには彼氏がいるらしいから、Kが狙っているのはAだろう……。
KはAを誘いたい。しかし、Aだけを誘うには勇気がいる。誰と一緒にいくことで、勇気を払拭する。女子とボウリングが苦手な男が――踏み台にできて女子とのかかわりが苦手な奴。そこで、僕が選ばれた。
しかし、男子2人に女子が一人では不自然だ。そこで、KもAも僕も知っている奴が条件になり、万が一にもKや僕に振り向かない女子――彼氏のいる、Eが選ばれたということになる。
Kが本当にこういうことを計画していたかは定かではないが。
いろいろ思考を巡らしているうちに、女子も準備が終わり、ボウリングが始まる。
★
男子チームと女子チームに分かれ、隣同士のレーンでやることになった。別れると決まった時、Kが悲しそうにしていたことから、Aを狙っているのはほぼ確実。Kはイケメンだからな……モテるし。
Kが投球。――ストライク。前から知ってるけど、こいつ、上手いぞ……。
僕が投球。8ピン。まあ、微妙だが、ガターなるかと思っていた僕は、少し驚いたけどね。
残り2ピンは外した。
「二人ともうまい!」
Eが言った。Kはスペアやストライク、9ピンを繰り返していくなか、僕はガター続き。
ここまでの成績は、K:90、オタク!:35、E:99、A:66。
「ねえ、オタク!ってボウリング苦手……?」
Eが言ったが、僕はそれに答えることはできなかった。小6のとき、Eとは同じクラスで放送委員を一緒にやっていて、喧嘩も良くしたけど、結構仲良くやっていたと思う。だから喋れるはずだった。
でも、Eと会うのは何年振りだ……。ボウリングが下手だからそれに答えたら負けだという感情に、女子が苦手な性格も手伝って、答えることはできなかった。
その後、どんどん引き離されていった。
6ゲームが終了し、帰ることになった。全体の成績はこうだった。
K:489、オタク!:355、E:411、A:460。トップとビリの差は、1ゲームを全てストライクで終わらせても届かない数があったのだった。
「いや~今日はちょっと不調だったなぁ」
Kが言った。確かに、いつもだったらKの成績はもう少し上だった。不調なのは確かだが、僕を蹴落とすような発言はやめろ。
★
会計を済ませ、一番近くのバス停まで歩くことになった。西武バスだったので定期券が使えた。でも、そんなことはどうでもよかった。
僕はAとEが座っている席の後ろに座ることになった……。こういうとき、どういうところに座ればいいのか分からないし、少し混んでたしな。
やることもないし、僕は今日書く予定の、「共学の驚愕!」の内容を整理することにした。
(ラノベなどでは、女性とハグをするシーンなどで、よく、『彼女の髪の毛から来る、仄かなシャンプーの香りが鼻孔を刺激して』と書かれるけど、どんな匂いだよ…)
ん?これは仄かなシャンプーの香り……。僕の鼻孔を刺激して――。
読んでいる人も分かると思うが、AとEからの香りだ……。オタク!は気持ち悪い人間だけど、「仄かなシャンプーの香り」を体験することができ、表現の幅が広がった……。
★
駅ではEがこう言った。
「やばい!駅じゃ5円玉と1円玉が使えないじゃん!」
僕に1円玉10枚と5円玉2枚を、10円玉2枚に両替するように求めた。PASMOやSuica、定期で改札を通過しようとした僕とK、Aは驚いた。切符を買う奴がいたとはな……。
話を戻す。Eが両替相手にEの親友Aでもなく、親しいKでもない、僕を選んだのは、別にKやAが10円玉を持っていなかったのではなく、僕がキライなんだろうな。
悲しみに暮れ、地元駅に到着した。
その後、自転車に乗ってそれぞれ帰宅した。
ここまで読んで「リア充死ね」とか思った奴はふざけるなよ?
踏み台にされた僕の気持を考えてくれ。まあ、KとAがどうなったかは知らないけど。
ここで忠告。男子校への進学を考えている方で、友達が少ない方。
女子が本当に苦手になります。男子校が楽しいと思うのは最初の1年だけです。
入学を思い直してください。
もう少し知りたい人(ファン凹専用)→http://blogs.yahoo.co.jp/fc0491282/26584975.html
以上