私は高校受験が終わるとほどなくして肺炎にかかりました。春休みのことで、高校入学までには治ったのですが今でも本格的初入院だったこともあり覚えています。最初は熱もあり、私を担当してくれた看護師さんというのはベテランさんでした。年齢は40くらいでしょうか、ナースステーションにいて、退院する時には挨拶に行きました。夜中に点滴を変えに来てくれる時には、こんな夜中にも頑張って顔色1つ変えずに働いている人がいるんだなぁと感心したものです。点滴を変える度に神経が敏感な私は起きるので、眠れないの?いつも起きてるけど寝ないとダメだよ、と優しく言ってくれました。
6日後からはだいぶ体調も良くなり、看護師さんが変わり始めました。隣の大学で勉強している看護師の卵だそうで、私は15歳ながらもベテラン看護師さんとの違いを感じ取りました。まず、卵さんたちはとても優しいです。慣れていないというのもあるのでしょうけれど、私の心拍をはかるときにごめんね、と言いながら遠慮してはかるもので、その聴診器のあて方はベテランさんとは違って触る程度だと思ったのです。すごく年下のくせに、その時は慣れていないからこその優しさに触れることができて、ベテランになってもその気持ちを忘れないでほしい、なんて子どもがおかしなことを思っていました。祖母が入院した時の担当ナースさんも新人さんで 、とにかく気を使ってくれる人だったので皆慣れるのは良いけれど、良い風に慣れてほしいなと思いました。