年末からのテレビ | 転倒虫はハーフリタイヤ

転倒虫はハーフリタイヤ

サイドビジネスとか、『楽して儲かる』には興味なし! 家賃3万円台のアパートが終の棲家。フルタイムでは働かない、弁当屋「元」オーナーの、転びまくり人生雑記帳。

 ここ数年テレビがツマラないと感じることが多くなった。

もともとテレビを観る時間は少なかったが、現役の補欠になって少しは忙しさというものから解放されて、新聞のテレビ欄にも目を向けたがテレビ番組に期待やわくわく感が全くない。

 番組改変期や、年末などは「警察」もの、あるいは「グルメ系」「脳トレ」「旅行系」でほぼ分類されてしまうといっても過言ではない。

「古き良き時代」という言い回しは心の底から大嫌いだが、以前は「プロレス」などの格闘技はいわゆるゴールデンタイムに放送されて、ファンの心をつかんでいたし、勧善懲悪の「時代劇」もTBS系や日本テレビ系で楽しめたし、黎明期の「テレビ漫画」は男子系、女子系で別れて学校では情報交換で盛り上がった。テレビで映画を楽しむ時間は、月、水、金、週末の日曜でコマーシャルを入れて2時間の枠ではあったが、「西部劇」を含め楽しめたし、このテレビ映画では夏は第2次大戦を含め戦記物、冬はクリスマスシリーズで盛り上げてくれた。

 今のテレビ各局にこうした気概がないのは一目瞭然。岡山では往年の名作「ど根性ガエル」がテレビ欄に「新」のマークで掲載されていて、一応観たが下町の路地は土、空き地があちこちに点在し、回転ずしなどは絶対存在しないという過去の作品であったことにテレビ文明の衰退が遠くない証じゃないだろうか。