たぶん10年以上前、ドラムを始める前に一度読んだ『アフリカの智慧、癒しの音』を再読しました。蔵書は以前断捨離してしまって、今は私の本棚には限られた本しかないのですが、その中の一冊です。

 

 

著者ヤヤ・ジャロは出身地現マリ共和国で子供のころからジェンべとバラフォンの修行を積んでいました。学業が出来たために国の奨学金を受けてカナダに留学。その後、カナダで科学者として生活していたものの、ジェンべの演奏家に転身。カナダにいながら、演奏、音楽教育活動を行っています(少し古い情報、現況は不明)。

 

著書の中で、筆者の出身部族ミニアンカの習慣、アニミズム、通過儀礼、価値観、習俗等が詳細に説明されているのは、音楽が共同体において調和のとれた生き方をしていく上で欠かせない存在だから。ミニアンカでは音楽は単なる楽しみや慰みではありません。時には、心のバランスを崩して苦しんでいる人の治療に使われるほど重要な役割を果たしており、音楽家は高度な観察力や洞察力をも駆使し、相手に合わせた音楽を選択し、演奏するのだそうです。

音楽、ことにリズムの本来的役割の一つはもともとこうしたものだったのではと想像します。少し古い本ですが、おすすめです。

 

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ところで、今までも家庭の事情で外出が思うように出来ずにいたのですが、このところまた少し事情が厳しくなってしまい、当面スタジオに行くことが出来なさそうです。近所のカラオケにパッド練習をしに行くのも厳しい状況。しばらくドラムはお休みとなりそうです。ブログはたまには更新するかもしれません。